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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、EUはオゾン破壊物質使用廃止に向けて順調と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.10.02 【情報源】EU/2019.09.16 発表

 欧州環境庁(EEA)は、国際オゾン層保護デーの9月16日、「オゾン層破壊物質に関する年次報告書2019年版」を発表した。報告書によると、EUにおける2018年のオゾン層破壊物質(ODS)の破壊量と輸出量の合計は生産量と輸入量の合計を上回り、その結果、消費量はマイナス(-1505トン)となった。消費量は、2012年を除き2010年以降マイナスを記録しており、EUがモントリオール議定書に基づくODS段階的廃止目標をすでに達成し、ODS段階的廃止のための世界的取組みに引続き貢献していることが確認された。EEAは、この成果は、モントリオール議定書より高い目標を掲げるODS規則(EC)1005/2009が適正に実施され、ODSの破壊と貯蔵量削減が進捗しているためとした。1989年に発効したモントリオール議定書は、地球上の生命を有害な紫外線から守る成層圏オゾン層を保護するため、クロロフルオロカーボン類(CFCs)等200種以上のODSの段階的廃止を目指す。さらに2016年の改正(キガリ改正)で、CFCsの代替として利用されていたハイドロフルオロカーボン類(HFCs)を強力な温室効果をもつとして規制した。【欧州環境庁】

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