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環境ニュース[海外]

世界気象機関、新型コロナウイルス感染症の影響によるCO2排出量減少はわずか、大気中濃度上昇傾向は継続と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.12.10 【情報源】研究機関/2020.11.23 発表

 世界気象機関(WMO)は、2019年末までの大気中の温室効果ガスの状況を報告する「温室効果ガス年報」第16号を発表した。「年報」によると、2019年に主要な長寿命温室効果ガスの年平均濃度は観測史上最高値を更新した。CO2は約410.5ppm、メタンは約1877ppb、一酸化二窒素は約332.0ppbで、それぞれ工業化以前より148%、260%、123%上昇した。2019年と2018年についてそれぞれ前年からの上昇量を比較すると、CO2では2019年の方が大きく、メタン一酸化二窒素では小さかった。CO2の2019年の前年からの上昇量は最近10年間の平均上昇量より大きく、メタンではわずかに大きく、一酸化二窒素ではほぼ等しかった。
 「年報」は、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響についても報告している。ロックダウンがもっとも厳重であった期間の1日当たりCO2排出量は、世界全体で最大17%減少した。世界の年排出量減少の暫定推定値は4.2〜7.5%であるが、この規模では大気中CO2は減少せず、濃度上昇はわずかに減速する(COVID-19流行がなかった場合より0.08〜0.23ppm低くなる)ものの上昇を続けるとみられる。
世界気象機関

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