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環境ニュース[国内]

商船三井、アンモニアFSRUのコンセプトスタディを完了、洋上でアンモニアを貯蔵・再ガス化、脱炭素エネルギーとしての利活用を促進

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2022.04.13 【情報源】企業/2022.02.03 発表

 株式会社商船三井は、三菱重工グループの三菱造船株式会社と協働し、浮体式アンモニア貯蔵再ガス化設備(アンモニアFSRU)に関するコンセプトスタディを完了した。

 加えて、同社、三菱造船、並びに関西電力株式会社の3社は、脱炭素エネルギーとしてのアンモニア導入に有効なアンモニアFSRUの将来的な導入検討を共同で実施することに合意し、覚書を締結した。
 アンモニアは、現在肥料原料としての利用が中心で海上輸送量も限定的であるが、燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして世界的に関心が高まっており、脱炭素化の流れの中で、アンモニアを戦略的に活用しようという動きが世界で始まっている。

 FSRUは従来、液化したLNGを洋上で受け入れて貯蔵し、本船上で再ガス化を行い陸上へ送出する機能を有した浮体設備として用いられ、陸上に貯蔵タンクや再ガス化設備を建設する場合と比較して、工期が短くコストが安いというメリットがある。本技術をアンモニアに活用する事で、アンモニア燃料の早期導入を実現し、環境負荷の低い次世代燃料の普及に寄与することが期待される。
【株式会社商船三井】

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