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環境ニュース[国内]

三井化学、廃プラ由来のケミカルリサイクルポリエチレン生産開始へ

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.11.11 【情報源】企業/2022.10.18 発表

 三井化学株式会社は、Shell Eastern Petroleum(Pte.)Limited(シェル)と廃プラスチック由来のエチレン調達に関する売買基本合意書を締結した。これを受けて、三井化学グループである株式会社プライムポリマーの子会社Prime Evolue Singapore Pte. Ltd.において、廃プラ由来のケミカルリサイクルポリエチレンの生産に向けた取り組みを開始する。

 シェルの廃プラ由来エチレンは、バイオマスリサイクル原材料の認証制度として広く採用されているISCC PLUS認証(International Sustainability and Carbon Certification)を取得している。ISCC PLUS認証に基づく信頼性のあるマスバランス方式により、既存のポリエチレンと同じ物性での廃プラ由来ポリエチレンへの展開が可能となる。Prime Evolue Singaporeは、同社が製造・販売する「エボリュー(R)」において、廃プラ由来のサーキュラーポリエチレンをラインナップに加え、供給していく。

 三井化学とプライムポリマーは、2050年カーボンニュートラルに向け、化学品・プラスチックのリサイクルバイオマス化の両輪を進めている。廃プラリサイクル循環経済を実現するための重要な戦略課題と位置付けている。
両社はこれからもリサイクルおよびバイオマスを推進していく、としている。
【三井化学株式会社】

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