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環境ニュース[海外]

欧州委員会、フッ素化ガスとオゾン層破壊物質の規制規則2件の改正が成立と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.02.15 【情報源】EU/2024.01.29 発表

欧州委員会は、フッ素化ガス(Fガス)とオゾン層破壊物質(ODS)を規制する規則2件の改正が成立したと発表した。代表的なFガスのHFC(ハイドロフルオロカーボン)は、生産・輸入が段階的に削減され、域内で販売されるHFCの総量は2030年までに2015年比で95%、2050年までに100%削減となる。ヒートポンプ・送電用スイッチギア・医療機器等の製品中のFガス使用は代替手段を考慮しつつ順次禁止され、建物の所有者・建築業者は、建物の改築等に際し、既存建物に使用されている断熱材(発泡ボード)からのFガス・ODSの排出削減が義務付けられる。
FガスとODSは、EUの温室効果ガス排出量の3%を占めており、両規則の実施で2050年までにフランスとベルギーの年間排出量の合計に匹敵する5億トン(CO2換算)の排出が削減される。
欧州委員会は、2022年4月に、2050年までの気候中立達成を目指し両規則の改正案を提案した。改正規則は、このほどの欧州議会とEU理事会の採択を受け、官報登載後20日に発効する。

【欧州委員会】

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