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環境ニュース[国内]

名古屋市、なごや東山の森、「自然共生サイト」として環境大臣認定される

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2024.02.28 【情報源】地方自治体/2024.02.27 発表

名古屋市は、同市東部の丘陵地に位置する「なごや東山の森」が、「自然共生サイト」として環境大臣認定されることが決定したと発表。
市内の象徴的な里地里山である「なごや東山の森」は、南北に樹林が連なる面積約400ha(東山動植物園約60haを含む)のなだらかな丘陵の大半が樹林で覆われ、水辺や湿地が点在し、多様な動植物が生息・生育している。区域内は、2つの都市公園(平和公園、東山公園)で構成され、その中に5つのテーマの森(へいわの森、くらしの森、ふれあいの森、いのちの森、うるおいの森)が設定され、市民・企業・行政の協働により維持管理や環境教育の場として継続的に保全や活用されてきた。
なお、認定証の交付式は3月18日に実施される予定。

「自然共生サイト」は、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された世界目標の一つである「30by30(陸域と海域の30%以上の保全を目指す目標)」の達成に向け、民間の取組等により生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度で、令和5年度より開始している。
なごや東山の森の生物多様性の価値について、名古屋市では、(1)生物多様性の恵みを提供する場、(2)ヒメタイコウチなど希少な動植物種の生息の場、(3)市民・企業・行政の協働による木材の間伐、農作業など里地里山を適切に維持しているとともにこども森づくりなど環境教育活動を長年継続している保全の場 の3点が認められて自然共生サイトに認定されることになったとしている。また、同市では2030年までに市域で5カ所以上の自然共生サイト認定を目標に掲げ、市有地での認定申請や民有地への働きかけ等を行っていくとともに、自然共生サイトについて市民への周知を図っていくとしている。【名古屋市】

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