エリカ号事故による生態系への影響調査実施

　フランス環境・国土整備省（MATE）は、石油タンカー、エリカ号の海難事故が引き起こした、海洋汚染の生態的、生態毒物的影響に関する調査に、国立産業環境リスク研究所（NERIS）、フランス海洋開発調査研究所（IFREMER）と共同で取り組む。
　MATE、NERIS、IFREMER、その他関係機関は、5年間の調査協定書に調印し、プログラムがスタートする。プログラムの重点分野は以下の４つ。
（１）多環芳香炭化水素（仏語HAP、英語Polycyclic Aromatic Hydrocarbons）、ニッケル、バナジウム等が、水質、干潟など様々な環境に与えた影響
（２）物理的、化学的、生物的な要因による汚染影響の変化
（３）生物への影響
（４）生態系が機能を回復する時期の測定
【フランス環境・国土整備省】