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環境ニュース[海外]

欧州委員会 IMOの一層構造のタンカーの段階的廃止決定を歓迎

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2001.05.23 【情報源】EU/2001.05.02 発表

 EUの運輸・エネルギー委員会副委員長ロヨラ・デ・パラシオ氏は、国際海事機関(International Maritime Organisation)における一層構造のタンカーの段階的廃止を早める合意を歓迎した。この合意では、2015年には欧州の港において一層構造の石油タンカーは存在を許されなくなる。
 同氏は、エリカ号のような事故が起きるリスクが減少することを歓迎し、国際的な問題へのEUの貢献を評価した。なお、キプロス及びマルタも公式にこの決定を支持している。
 MEPC(海事環境保護委員会)会合の結果は以下のとおり。

カテゴリー1: 2万t(dwt)以上の原油タンカー及び3万t(dwt)以上の石油製品運搬船で分離バラストタンクの装備されていないもの(プレ・マルポール石油タンカーとして知られる)。2007年までに段階的に廃止される。CAS(Condition Assessment Scheme)をパスしたもののみ、2005年を越えて運行することができる。
カテゴリー2: 2万t(dwt)以上の原油タンカー及び3万t(dwt)以上の石油製品運搬船で分離バラストタンクが装備されているもの。2015年までに段階的に廃止される。CASをパスしたもののみ2005年を越えて運行することができる。
カテゴリー3: 5000〜20000t(dwt)までの原油タンカー及び5000〜30000t(dwt)以上の石油製品運搬船。2015年までに段階的に廃止される。

 IMOは新しく強化した調査システムも採択しており、カテゴリー1及び2に該当するタンカーが良くメンテナンスされ、2005年または2010年以降も良い状態で運用できることを確保するためのCAS(Condition Assessment Scheme)が導入される。
 二重側面または二重底になっているカテゴリー2及び3のタンカーについては2015年を超えて2017年または船齢が25年まで運行できることになり、IMOが旗国に妥協した。しかし、修正された規則では寄港国はこれらタンカーの寄港を拒否できる権利を与えた。EU加盟15ヶ国はこの権利を2015年から行使することを宣言し、一層構造のタンカーはEUの港に寄港できないことになる。【欧州委員会】

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