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環境ニュース[海外]

モントリオール議定書 HCFCの廃止スケジュール前倒しに合意

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2007.10.01 【情報源】国連/2007.09.22 発表

 9月12〜21日まで、カナダのモントリオールで開催されていた、モントリオール議定書の第19回締約国会議は、HCFC類(ハイドロクロロフルオロカーボン類)の廃止スケジュールの前倒しに合意して閉幕した。
 HCFC類はオゾン層破壊物質であると同時に、強力な温室効果を有している。
 これまでの廃止スケジュールでは、先進国では2030年までに、途上国では2040年までに段階的に廃止することとされていた。
 今回の合意により、先進国については、HCFC類の生産・消費量を2010年までに75%、2015年までに90%削減し、2020年には完全に廃止することとなった。また、途上国については、2015年までに10%、2020年までに35%、2025年までに67.5%削減し、2030年には完全に廃止することとなった。
 UNEPのシュタイナー事務局長は、「各国政府は、気候変動オゾン層保護という2つの課題に挑むチャンスを得て、それをものにした」と会議の成果を歓迎。この合意により、温室効果ガスを数十億トンも削減する効果が得られる とコメントした。【UNEP】

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