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環境ニュース[海外]

アメリカ、2013年のメキシコ湾の低酸素水域は記録的広域と予測

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2013.07.04 【情報源】アメリカ/2013.06.18 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、複数の予測モデルとアメリカ地質調査所(USGS)の3000以上の監視データや過去の実測データに基づき、メキシコ湾とチェサピーク湾の2013年の低酸素水域予測を発表した。低酸素水域とは、農業排水など過剰な栄養分を含む汚濁河川水が河口から海に流れ込み、その結果として底層水の溶存酸素濃度が低下し、魚介類が棲息できなくなる水域。デッドゾーンとも呼ばれる。
 メキシコ湾は、中西部の洪水の影響により汚濁水が大量に流入し、低酸素水域が7286〜8561平方マイルになると予測される。過去最大値である2002年の8481平方マイルを上回る恐れもあり、漁業や地域経済に与える影響が懸念される。チェサピーク湾はカニやカキの生産のため数年に渡り水質改善の努力がされてきた。2013年1月〜5月の富栄養素の流入は過去平均の3割減と推定されるが、低酸素水塊量(湾が浅いため水塊の体積を測定)は1.46立方マイルと2011年から微増の予測となった。【アメリカ海洋大気庁(NOAA)】

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