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環境ニュース[国内]

ホンダ、環境配慮型工場として建設した埼玉製作所寄居工場が四輪車の生産を開始

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.07.11 【情報源】企業/2013.07.09 発表

 ホンダが環境配慮型工場として埼玉県寄居町に建設してきた埼玉製作所寄居工場が完成し、7月9日に四輪車の生産を始めた。「最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出す」をコンセプトに、各種の環境技術を採用してトップ水準の省エネを実現したほか、生物多様性に配慮して生物の生息空間(ビオトープ)も設けた。
 寄居工場は年間25万台の生産能力を持つ四輪完成車工場で、約95万m2の敷地面積がある。ミニバンの「フリード」や、9月に発売を予定する小型車「フィット」の新型を生産する。埼玉製作所は寄居工場の稼働によって、エンジンを生産する小川工場(同県小川町)、多車種生産に対応する狭山工場(同県狭山市)とともに3拠点体制が整った。
 最先端の環境技術を採用したことが寄居工場の特長となる。工場エネルギー管理システム(FEMS)を導入してエネルギー供給を効率化し、2.6MW(2600kW)の太陽光発電装置を設置した。捨てていた熱を暖房用の熱源に有効活用するほか、室内全体ではなく人の作業空間だけ空調する気流システムで空調エネルギーを従来方式から約40%低減する。
 生物多様性では、敷地面積の30%にあたる約28万m2の緑地に約1.6万m2のビオトープを設けた。ビオトープでは専門家のアドバイスを受けてトウキョウサンショウウオ、ホトケドジョウなどの希少種を保全する。地域の植生に配慮した樹種構成や自然の配植を施した里山森林を設置し、子供たちの自然環境学習施設としての提供も予定している。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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