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環境ニュース[国内]

大日本印刷、生物多様性保全のための原材料調達と事業所内での緑地づくりを開始

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.09.11 【情報源】企業/2012.09.07 発表

 大日本印刷(DNP)は、生物多様性保全のための取り組みを強化し、生態系への依存・影響度が高い原材料調達と、事業所内での緑地づくりを重点テーマに取り上げ、具体的な活動を始める。2010年3月に制定した「DNPグループ生物多様性宣言」に基づき、2011年に製品開発から廃棄まで事業活動全般で生物多様性との関わりを検討し、この2つが重要と判断した。

 原材料調達については今回、持続可能な森林資源の利用を目的に「印刷・加工用紙調達ガイドライン」を定めた。ガイドラインには、木材原料の調達方針を制定している供給元からの優先的な調達や、森林資源に配慮した原料を多く使用した用紙や森林認証紙の選定を明記している。9月からガイドラインに沿った調達を始め、11月には取引先向けの説明会を開く。

 事業所内での緑地づくりは、10拠点の事業所と周辺緑地生物多様性レベルを定量評価した結果、潜在力の高さが明確になった岡山工場(岡山市北区)を対象に、社員が参加して工場と周囲の植生・生物調査を実施するほか、グループのDNP中部(名古屋市守山区)で同様の調査を行う。今後、他の事業所でも順次調べ、育成する植物を選定して緑化を推進する。

 本社のある東京都新宿区の市谷地区で進める再開発では、「市谷の森」と呼ぶ周辺緑地とつながる森を計画。鳥や昆虫が近隣の緑地と行き来できる環境づくりを目指す。生物多様性への貢献度を把握して計画に反映させることを狙いに、敷地や周辺の植生や生物を調査している。7月には、市谷の森ができる前の現状を知るため、社員と家族のセミの観察会を開いた。【大日本印刷(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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