一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都中野区 環境プログラム改定 植林活動でCO2削減
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.11.28 【情報源】地方自治体/2013.10.08 発表
東京都中野区は、東日本大震災の影響を加味し、地球温暖化防止策を拡充した「区環境基本計画行動プログラム」を公表した。東京電力管内の原子力発電所の停止による火力発電への依存が高まり、二酸化炭素(CO2)の排出係数が使用電力量1kWh当たり2010年の0.374kgから11年は0.463kgへと1.24倍に増えたことを受けて、植林活動などで排出削減に取り組む。プログラムの期間は2013〜15年度の3年間。植林活動は、交流中の都外の地方自治体へ区民や児童、生徒が出かけて体験する。植林でCO2吸収量を増加させ、区の排出量を相殺する「カーボンオフセット」が目的で、今年度に仕組みを整え、14年度に開始する。
さらに、電気と都市ガスのCO2削減量に応じてポイントを付与する「なかのエコポイント」制度を拡充し、エコマーク付きの商品購入にも付与する。ペットボトル破砕回収機は50台増設し、運搬車の削減につなげる。
区の基本計画は08年度から10年間を計画期間として策定したが、震災後の状況の変化を受け、プログラムだけではなく計画そのものも15年度までに見直す方針。 環境部地球温暖化対策分野 TEL:03-3228-6584 【東京都中野区】