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環境ニュース[海外]

ドイツ 温室効果ガスニュートラルへの道筋を示した研究報告書を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.04.28 【情報源】ドイツ/2014.04.13 発表

 ドイツ連邦環境庁は、研究報告書「2050年温室効果ガスニュートラルなドイツ」を公表した。同日公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書第3作業部会報告書では、温室効果ガスの排出を大幅かつ迅速に削減するべきであることを示唆している。しかし、これは、非常に野心的な気候保全対策を迅速に実施することによってのみ可能であり、今後10年間に大規模な緩和対策が実施されなかった場合、気候変動によるリスクは回避不可能であるとしている。今回、連邦環境庁が公表した報告書は、低炭素経済に向けた技術・経済・制度における徹底した変革が必要であり、それがどのように実現できるのかを示したもので、風力・太陽エネルギーの重要性、農作物の代わりに廃棄物と残余物を用いたバイオマスの推進、長期的に環境に配慮し、公正な発展に標準を当てたエネルギー供給の実現、化石エネルギー源に対する助成金の撤廃、気候変動適応対策の推進などを挙げている。連邦環境庁長官のホルツマン氏は、「1990年比で95%減に相当する、2050年にCO2換算で一人1トンの排出量を実現する温室効果ガスニュートラルなドイツは、我々の現在の知見では可能である」と述べた。【ドイツ連邦環境庁】

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