一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、JFEエンジ設立の木質バイオマス発電会社への出資を実施

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2015.03.26 【情報源】企業/2015.03.20 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)は、JFEエンジニアリングが設立した木質バイオマスによる発電会社、グリーンエナジー津(津市)への出資を実施した。3月19日に完了した。日本の産業競争力強化を目的にリスクマネーを供給する「競争力強化ファンド」を活用し、出資比率25%の2500万円を拠出した。同ファンドを通じたメザニンローンも供与する。
 グリーンエナジー津は、JFEエンジの津製作所敷地内に建設するバイオマス発電所で発電事業を行う。発電所は約20MW(2万kW)の出力があり、年間15万8000MWh(1億5800万kWh)の発電電力量を想定している。これは一般家庭4万3900世帯の年間電力使用量にあたる。発電した電力はJEFエンジが100%出資する新電力のアーバンエナジーなどに売電する。
 既に2014年11月に着工していて、2016年7月の稼働を予定している。燃料に地元の未利用間伐材など使うことから、津市が推進する「バイオマス産業都市構想」に合致し、地域産業の競争力強化の面で地方創生につながる。DBJは地方創生への対応を強化する方針で、地域向けリスクマネーの供給促進が必要と考え、競争力強化ファンドを活用した。
 DBJは出資に加えてメザニンローンの供与でも合意している。津市に本店を置く百五銀行と、三井住友信託銀行がシニアローンの貸出人となり、DBJは両行と役割分担しながら、プロジェクトファイナンス方式で全体のアレンジメントを行う。シニアローンはリスクが低く、メザニンローンはシニアローンより返済順位が低いためリスクが高い。【(株)日本政策投資銀行)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク