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環境ニュース[国内]

昭和シェル石油、製油所跡地でバイオマス発電

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.08.12 【情報源】企業/2013.08.07 発表

 昭和シェル石油は、2011年に閉鎖した川崎市川崎区の旧京浜製油所扇町工場跡地に、木質バイオマスを燃料にする火力発電所を建設する。2014年5月に工事を始め、2015年12月の稼働開始を予定している。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を適用して売電する。昭和シェルが推進する電力事業の規模拡大戦略の一環となる。
 建設する木質バイオマス火力発電所は49MW(4万9000kW)の出力があり、年間に一般家庭約8万3000世帯の年間電力消費量に相当する約30万MWh(3億kWh)の電力が供給できる。燃料には、廃材などを圧縮成型した小粒の固形燃料、木質ペレットや、パームヤシ殻を使用する。
 製油所跡地のため燃料の海上輸送に適しているうえ大消費地に近く、立地条件やインフラ面で優位性があるという。昭和シェルは、電力事業を石油、太陽電池に続く柱にする戦略を掲げ、出資する火力発電所の増設や、太陽光発電事業の拡大を進めている。バイオマス火力発電所の建設で発電源メニューの拡充を図る。
 昭和シェルは、今後も太陽光や高効率で環境に配慮した発電事業を進め、収益基盤を広げる。木質バイオマス発電は、固定価格買い取り制度によって1kWhあたり13.65〜33.6円(使用木材で異なる)で20年間売電でき、日本製紙、王子グループをはじめ参入や事業拡大が相次いでいる。【昭和シェル石油(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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