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環境ニュース[国内]

イオンリテール、山口県の食材「白オクラ」のブランド化に向けた協議会を設立

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.07.29 【情報源】企業/2015.07.24 発表

 イオン傘下で本州・四国で総合スーパー「イオン」を運営するイオンリテールは、山口県長門市や地元の農協、物産会社などと「山口県長門市白オクラ協議会」を7月24日に設立した。同県の貴重な食材とされる「白オクラ(三隅系)」のブランド化に向け、産地の生産・販売振興を目指す。イオンは地元以外の顧客に店舗を通じて提案する。
 白オクラ(三隅系)は、通常のオクラと比べて色が白く3倍の粘りがある。果肉が厚くしっかりとした食感から天ぷらやサラダに適している。アクが少なく湯通しすることなく生のまま食べられる。半面、発芽率が低く、成長に必要な花落ちを手作業で行うなど栽培に手間がかかる。生産者の高齢化が進み、後世に伝えることが難しくなっていた。
 協議会は、白オクラの安定生産、加工品開発、情報発信、販売促進などに取り組む。イオンはチェーンの店舗網を活用した販路拡大や、さまざまな商品化の提案など、小売業の特性を生かした活動を実施する。7月25日の「イオン防府店」(山口県防府市)を皮切りに8月上旬から同県内の店舗で扱うほか、広島市の店で県外の顧客にも販売する。
 イオンのオンラインショッピングサイトでも扱う。郷土の味や優れた食文化の継承を目的にイオンが推進する「フードアルチザン(食の匠)」活動の一環で、全国で34例目、山口県で2例目となる。知る人ぞ知る地域食材を全国に発信してブランド化するとともに、新たな価値を加えて市場を創り、生産量拡大を図ることで新しい担い手を育てる。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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