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環境ニュース[国内]

イオンリテール、次世代型食品生産トライアルを会津若松市、東京農業大と開始

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.06.03 【情報源】企業/2015.05.29 発表

 イオン子会社で総合小売業のイオンリテールは、“次世代型食品生産トライアル事業”を福島県会津若松市、東京農業大学と始める。生産から流通過程、店舗での販売まで情報通信技術(ICT)を活用してデータを収集・分析し、農産物の機能性向上や鮮度の維持など、3者で協業して新しい生産技術の確立を目指す。2015年から5年計画で展開する。
 会津若松市の農産物のブランド化を促進することを目的にする。栄養価が高い野菜や高繊維質など機能性のある野菜の開発に向け、同市の農産物生産ノウハウと東京農業大の知見、イオンリテール店舗での消費者の声などのマーケティング活動を結び付ける。農場の土壌状態や気象情報、流通過程での温度や配送時間などのデータを一貫して集め、分析する。
 生産ではスマートフォン(多機能携帯電話)を使って、生産過程の蓄積と各農場の状態に応じた作業を指示することで、短期間で生産技術が習得できる仕組みをつくる。流通段階では、収穫から店頭までの運送過程が鮮度や栄養成分に与える影響を調べる。店舗の陳列器具にセンサーを設置して、収穫後から店頭までの鮮度を把握し、維持する方法を確立する。
 トマト、ミニトマト、キュウリ、スナップエンドウ、ロマネスコの5品目でまず実証実験し、土壌づくりから生産性向上、鮮度保持、消費者の評価やニーズを調べる。将来は、生産した機能性の高い農産物を酒や味噌など加工食品の原料にするほか、輸出も視野に入れ、栄養成分や食味などをデータで裏付けした農産物の格付け研究まで広げる。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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