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環境ニュース[国内]

イオン、農産物生産子会社が直営農場初の植物工場を埼玉に建設、トマトを栽培

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.11.12 【情報源】企業/2014.11.07 発表

 イオンの100%子会社で直営農場運営・農産物生産のイオンアグリ創造は、直営農場で初めての植物工場を埼玉県久喜市に建設する。2015年内に施設を設けて2016年4月にトマトの栽培を始め、関東地区の総合スーパー「イオン」「ダイエー」、食品スーパー「マックスバリュ」などイオンのグループ店舗で販売する。2017年4月に完全稼働する。
 埼玉県が農林水産省の「次世代施設園芸導入加速化支援事業」に選定されたことを受けた。イオンの100%子会社で総合小売業のイオンリテール、同県、久喜市で設立した連合体を通じ、植物工場でトマトを計画生産する。生産性の高い施設栽培を目指すイオンアグリ創造と、トマトの一大産地形成によるブランド化を狙う同県の思いが合致した。
 久喜市の埼玉県園芸研究所内の敷地4haをイオンアグリ創造が直営農場として運営する。2015年内にまず約1ha分の敷地に施設を造る。一般的なトマト栽培と比べて高品質で質にむらがないとされる水耕栽培の一種「低段密植栽培技術」と呼ぶ方法を採用する。この技術は、通常年1、2回の栽培が年3、4回可能になり、収穫量の拡大が期待できる。
 加えて、かがむことなく立った姿勢で作業できることで生産性が高まり、価格の抑制につながる。施設内の冬の暖房には地元の間伐材を原料にした木質ペレット(小粒の固形燃料)を使う。このため一般的な施設暖房と比較して化石燃料の使用量を3分の1程度に抑えられる。イオンアグリ創造は、この植物工場を加えて17カ所の直営農場を運営している。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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