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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、HV「プリウス」の新型を米国ラスベガスで公開、日本で年末発売

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.09.11 【情報源】その他/2015.09.08 発表

 トヨタ自動車は、主力ハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型を米国西部のラスベガスで、現地時間の9月8日に世界で初めて公開した。日本で2015年の年末に発売し、その後順次、世界各国・地域での販売を予定する。ハイブリッドシステムを刷新して燃費性能を一層高めた。併せて、低い重心で安定性を高めるとともに先進的なデザインにした。
 プリウスは世界初の量産HVとして1997年に投入した。新型は4代目で2009年5月発売の現行モデル以来、6年半ぶりのモデルチェンジとなる。環境対応車への世界的なニーズの高まりを受けてハイブリッド技術を進化させ、全面的改良したモーター、電池などと、熱効率を高めたエンジンを組み合わせた。ハイブリッドシステムは軽量・小型化した。
 燃費データは公表していないが、現行のガソリン1Lあたり30.4〜32.6km(実走行に近いJC08モード)を上回り、同40km近くと世界トップ水準になるとみられる。北米仕様は全長を60mm、全幅を15mm伸ばす一方で全高を20mm抑え、スタイリッシュな外観にした。車体の剛性強化と、駆動ユニットの低重心・低配置で操縦安定性と乗り心地を高める。
 衝突回避支援パッケージも採用した。レーダーとカメラの総合制御で、車に加えて歩行者も認識する衝突回避支援システムをはじめとする、安全機能をセットにした。プリウスは日本をはじめ、北米を中心に世界約80カ国・地域で展開し、世界の累計販売台数は350万台を超えている。競合メーカーが次々にHVを発売する中、トヨタは新型で販売拡大を目指す。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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