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環境ニュース[国内]

積水化学、EVと電力系統を連系するV2Hシステム搭載住宅をPHVに対応、業界で初

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.08.24 【情報源】企業/2015.08.19 発表

 積水化学工業は、電気自動車(EV)と電力系統を連系するV2H(ビークル・ツー・ホーム)システムを搭載した住宅商品「V to Heim(ブイ・トゥ・ハイム)シリーズ」を8月27日にプラグインハイブリッド車(PHV)に対応させる。住宅とPHVの連系は業界で初めてという。太陽光発電システムが発電できない日が続く長期の停電でも安心できる。
 V to Heimシリーズは大容量太陽光発電システム、コンサルティング型の住宅エネルギー管理システム(HEMS)と、EV用パワーコンディショナー(電流変換器)で構成する。これまでは、三菱自動車のEV「MiEV(ミーブ)」3車種と日産自動車のEV「リーフ」がV2Hシステムの対象だった。今回、三菱自動車のPHV「アウトランダーPHEV」に対応した。
 V to Heimシリーズでは停電時に太陽光発電の電力でEVが充電できるが、PHVはこれに加えて車両のエンジンによる発電を組み合わせられることが利点だ。雨天で太陽光発電での発電できなくても、暮らしに必要な電力が賄える。シリーズは停電時でも約6000Wまで電気製品が同時に利用可能で、長期間の停電でもほぼ日常並みの暮らしを実現する。
 アウトランダーPHEVとV to Heimシリーズだと光熱費と車両の燃料費を合わせ、一般住宅・ガソリン車と比べて年間約63万円の家計支出削減効果が見込まれる。住宅と車両が排出するCO2も抑え、計算上で排出量をゼロ以下にすることもできる。積水化学は、V to HeimシリーズをEVだけでなくPHVも対象にして顧客の選択肢を広げ、販売拡大を図る。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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