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環境ニュース[国内]

パナソニック、自然の力を活用するパッシブハウス型農業システムを発売

エコビジネス】 【掲載日】2015.10.19 【情報源】企業/2015.10.14 発表

 パナソニックは、自然の力を活用して使用エネルギーを抑制するパッシブハウス型農業システム「パナソニック低コスト耐候性ハウス」2タイプを2016年1月29日に発売する。10月に受注を始める。近年、全国各地で気象災害によるハウスの倒壊が相次いでいる中、耐風性・耐雪性を実現することで台風や積雪などに強いハウスとして展開する。
 パッシブハウス型農業システムは、太陽光、水、風を利用して栽培環境をコントロールし、エネルギー使用量を最小限に抑える。今回投入する低コスト耐候性ハウスは、従来のパッシブハウス型農業システムのコンセプトを引き継ぎながら、新たに耐候性に対応した。ハウスの倒壊に伴う生産者の経営リスクの高まりといった課題を解決する。
 ハウスの柱脚固定部に独自開発したスタンド固定方式を採用し、コンクリートの基礎工事を不要にして施工費を抑える。さらに、主架構材に特殊な補強鋼材を使うことなく、汎用(はんよう)鋼材を最適に設計して低コストを可能にした。第三者機関の構造診断で風速毎秒50m、積雪荷重1m2あたり50kgをクリアした。各35m、23kgも展開する。
 農業生産の盛んな東北や九州地区向けに販売拡大を進める。パッシブハウス型農業システムは、エアコンやボイラーで環境を一定にするのではなく、カーテンでの遮光、散水による冷却、送風での気流の生成などを活用し、ある程度の範囲内でバランスよく環境を整え、生育状態や時間の変化に合わせてハウス内の環境を自動的に制御する。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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