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環境ニュース[国内]

日立製作所、可視化した農業データで栽培手法を共有するソリューションを支援

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.10.13 【情報源】企業/2015.10.07 発表

 日立製作所は、可視化した農業データを活用して栽培手法を共有する農業ソリューションを支援する。ソフトバンクグループでIT(情報技術)関連事業を展開するPSソリューションズの「e-kakashi(いいかかし)」で、センサーネットワーク機器の開発からクラウド環境の提供まで総合的に手掛ける。同社が営農支援を行う自治体、農協、企業を対象に10月14日に発売する。
 クラウドはインターネットを介してソフト・サービスを提供する仕組みを指す。PSソリューションズはe-kakashiの開発にあたって日立をパートナーに選定し、両社が共同で事業を開発した。日立は農業分野に適した機器をはじめトータルで支えている。e-kakashiは気候変動や市場の変化、人材不足を背景に高まる、科学的農業へのシフトを目指す。
 e-kakashiは農業IoT(モノのインターネット)ソリューションで、農場にセンサーネットワークを張り巡らせて環境情報や生育情報を集め、営農支援に活用するシステムだ。温度・湿度、日射量、土壌内の温度・水分量、CO2などの各種センサーを搭載する子機からデータを収集し、通信モジュールを内蔵した親機を経由してデータを管理する。
 親機は100台の子機に対応できる。耐久性が高い日立の機器を使用する。利用者は、栽培時に必要なさまざまなデータをパソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)などから参照でき、収集データは栽培指導や農作業の品質管理・効率化にも役立てられる。機器は74万9600円(親機1台、子機1台)から、月額利用料は7980円からだ。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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