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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、FCV「MIRAI」をトヨタカナダに試験導入、理解促進に活用

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.01.25 【情報源】企業/2017.01.21 発表

 トヨタ自動車は、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を自社のカナダの販売事業体、トヨタカナダ(TCI)に3台試験導入し、FCVへの理解促進の活動に活用する。まず同国東部のケベック州モントリオールで始まった「モントリオール国際自動車ショー」(1月20〜29日)にミライを展示した。その後、さまざまなイベントに出展してPRする。

 ミライの試験導入はFCVの仕組みや、温室効果ガス削減など、FCVの環境貢献に関してカナダの顧客や業界・政府関係者にアピールすることが目的となる。水素を活用する将来への理解を広げる。ケベック州はカナダの中でも気候が寒冷で、ミライの寒冷地での高い性能を訴えるのに適しているという。同州は再生可能エネルギーの導入も進んでいる。

 水素生産地としての潜在性もあり、ミライの理解活動を始める場所にモントリオールが最適だと考えた。TCIの副社長はミライについて、「カナダで生産している数多くのハイブリッド車も含め、CO2排出量削減に貢献するだけでなく、顧客が車に求めるものを数多く備える」とし、「クリーンな未来に向けたトヨタの取り組みを伝える」と語った。

 FCVは水素を燃料に走行し、水しか排出しない。水素充てん時間の短さや航続距離の長さなどガソリン車と同等の利便性がある。ミライは日本、米国、欧州で展開し、オーストラリアやアラブ首長国連邦などで実証実験を進めている。トヨタは水素社会実現に向けた世界的活動体、水素協議会をエネルギー・自動車業界13社で1月17日に立ち上げた。【トヨタ自動車株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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