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反毛 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

反毛

ハンモウ   【英】Shoddy  

解説

綿・毛などの天然繊維で造られた繊維製品を、針状の機具で織りを崩すことによって毛羽立たせ、もとの綿または毛状の単繊維に戻したもの。糸くず、裁断くず、ぼろ布、古着などを反毛機・割糸機などで処理し、繊維素原料として再生利用する。

フェルト・芯地・内装材などに使われ、古くは、表紙原料にも混入利用されていた。反毛で出来た綿の大部分は、糸向け(作業手袋・作業着原料)、フェルト向け(自動車内装材・建築用断熱防音材)で、カーペット(住宅・事務所用)、縫いぐるみの中綿や運動用具その他のクッション材などにも使われる。

反毛市場は、自動車・建設等産業の景況変化の影響を直接受けるが、一方、安い反毛原料の輸入も増加している。なお、ポリエステルやナイロン100%の使用済み衣類は、反毛材料になる。

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