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湧水 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

湧水

ユウスイ   【英】Spring Water  

解説

地下水が崖や谷頭から地表に流れでたものを湧水という。静岡県の柿田川湧水や北海道・京極町のふきだし湧水のような大規模なものから知られていない小規模なものまで規模、湧水量は様々。

湧水はいつでも使える地下水として貴重。しかし、都市では地表面の被覆が進み、雨水の浸透不足で地下水が涵養しにくくなり、地下水が低下し、湧水が減少し枯渇する傾向にある。またトンネルや大きなビルや地下鉄などの地下構築物が地下水の流れを遮断し、湧水や付近の井戸を枯渇させることが多くなってきた。さらに、開発により湧水地点そのものがなくなるケースも増えている。

比較的地表に近い浅層地下水は不飽和部の土壌を通じて大気と接しており、地表からの浸透水や揚水の影響を受けて、その水位は変動する。このような地下水を自由地下水といい、自由地下水が上部にあるような地層を不圧帯水層と呼ぶ。この不圧耐水層が地表に出て、しかも自由地下水の水面が地表より高い場合に湧泉が見られる。

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