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BAT 環境用語

作成日 | 2013.08.22  更新日 | 2026.09.03

BAT

ビーエーティー   【英】Best Available Technology  [同義]利用可能な最良の技術 

解説

BAT(利用可能な最良の技術)は、汚染物質の環境への排出を最大限抑制する、現実的に利用可能な最新のプロセス、施設、装置を意味する。BATでは一般的に費用、エネルギー、環境要素が考慮されるが、費用・便益分析を求められることはない。

法律用語としてBATが最初に使われたのは、米国の水質浄化法(Clean Water Act, 1972年)である。また、類似の用語としては、米国の大気浄化法(Clean Air Act, 1970年)のBACT(Best Available Control Technology)やEUのIPPC指令(1996年、2010年にIED指令)のBAT(Best Available Technique)があるが、後者では施設の設計、建設、維持管理、操業、および廃?の?法をも含まれる。なお、EUではECが加盟国や産業界、環境NGOなどと協力して「BAT参考文書」を作成し、最終的に各国の投票によりBATを決定するセビージャ・プロセス(Sevilla Process)といわれる意見交換および合意形成が行われている。

POPs条約(2001年)では、技術だけでなく慣行(規制対策や戦略を意味する)も含めた用語としてBAT/BEP(Best Available Technique and Best Environmental Practice)が使われている。同条約では、非意図的に生成するPOPsの放出の防止又は削減に当たり「BAT/BEPに関する指針」が考慮される。また、水俣条約(2013年)では、水銀の排出削減・防止の効果的な対策として新設の非鉄金属精錬施設等にBAT/BEPを義務付けている。(2026年8月改定)


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