一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 シックハウス症候群

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

シックハウス症候群

シックハウスショウコウグン   【英】Sick House Syndrome  [同義]シックハウス症 

解説

家を新築やリフォームした時などに、居住者が皮膚や目、気管支などの皮膚・粘膜刺激症状、および全身倦怠感、めまい、頭痛などの自覚症状を訴える場合がある。その室内空気を採取・分析すると、建材や内装材から発生したホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物が比較的高濃度にしばしば検出される。こうした化学物質による室内空気汚染が原因と考えられる皮膚・粘膜刺激症状などの健康障害を一般にシックハウス症候群と呼ぶ。しかし、シックハウス症候群の症状は問題となる化学物質の健康障害に特異的なものではなく、他の疾患や物理的環境因子、精神的ストレスなどでも発症・憎悪されるものである。このため、厚生労働省の「室内空気質健康影響研究会」(2004年2月)はシックハウス症候群を「医学的に確立した単一の疾患ではなく、居住環境に由来する様々な健康障害の総称」とすることを提案し、その発症原因の特定に際しては検出された化学物質を原因と単純に判断することは必ずしも妥当ではなく、慎重かつ適切な臨床診断に基づく総合的な検討が必要であると指摘している。

なお、建材や内装材から放散されるホルムアルデヒドなどの化学物質がシックハウス症候群に関係しているとの指摘があることから、ホルムアルデヒドおよびクロルピリホスについて建築基準法の規制が設けられたほか、室内空気中化学物質濃度の指針値(厚生労働省)も設定されている。

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