一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 生物的防除

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

生物的防除

セイブツテキボウジョ   【英】Biological Control  [同義]生物農薬 

解説

化学農薬を使用せずに、生態系における捕食関係等を利用して害虫・雑草などの防除を行う方法。生物農薬とも言われる。天敵となる生物を用いて害虫などを捕食させる方法(この場合、特に「天敵農薬」と言うこともある)のほか、化学薬品処理や放射線の照射によって不妊化した害虫の雌を放して、繁殖を失敗させる方法などがある。

天敵となる生物を用いる場合、在来の天敵生物の生息場所を保全することにより防除を永続的に行う手法や、他地域より導入した天敵生物を人為的に増殖し、害虫の発生時期に放つ方法などがとられている。天敵の導入による害虫防除は殺虫剤と比べて人体被害や環境汚染などの影響が少ないとの理由から導入されたが、他地域から捕食者等を導入することで在来の自然生態系がかく乱される事例が報告されており、導入には十分な検討が必要とされる。

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