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地中海陸上起因汚染防止議定書 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

地中海陸上起因汚染防止議定書

チチュウカイリクジョウキインボウシギテイショ   【英】Protocol for the Prevention of Mediterranean Sea against Pollution from Land-Based Sources  

解説

正式名は「陸上起因汚染からの地中海の保護に関する議定書」である。1980年に採択され、1983年に発効された。

この議定書は地中海汚染防止条約バルセロナ条約)の締約国が当事者となっている。陸上起因汚染が海洋環境及び人間の健康にもたらす危険、及び主に未処理、不十分に処理されるか、不適当に排出された家庭廃棄物や産業廃棄物の放出を原因とする問題を認識し、沿岸国間における開発レベルの相違を考慮しながら、陸上起因から地中海を保護するための措置をとることを決定したものである。

海洋汚染の約90%は陸上起因汚染であるといわれるが、各国の領土主権の壁があるため、国際法上の対策は限られる。地域条約として、陸上起因海洋汚染防止条約(パリ条約・1974年)と地中海汚染防止条約の陸上起因汚染防止議定書(1980年)が存在するのみである。

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