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公共交通指向型都市開発 環境用語

作成日 | 2008.05.01  更新日 | 2019.06.27

公共交通指向型都市開発

コウキョウコウツウシコウガタトシカイハツ   【英】Transit Oriented Development  [略]TOD  

解説

自動車に依存せず、公共交通に基礎を置いた都市づくりを実現するための開発アクションのこと。トランジット・プリファード・ディベロップメント(Transit Preferred Development)、トランジット・メトロポリス(Transit Metropolis)、トランジット・ヴィレッジ(Transit Village)とも言われる。

TODの取り組みは、ミクロからマクロな視点まで幅広いが、最も代表的な例としては、郊外住宅開発と公共交通整備の密接な結合、公共交通を基礎とした中心市街地の活性化、拠点鉄道駅周辺の重点都市開発、公共交通利用を念頭に置いた都市構造デザインと土地利用のコントロール、などが挙げられる。鉄道をはじめとする公共交通を重視しながら都市整備を進めてきた日本は、実際の鉄道シェアも世界的に極めて高く、重要なTOD先進国のひとつとみなされている。しかし、日本のTOD取り組みは民営鉄道による路線整備と沿線開発の一体的推進の分野に限られ、土地利用のコントロールや誘導の執行力が弱いなど、制度上の弱点が指摘されている。

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