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第六次産業化 環境用語

作成日 | 2011.07.01  更新日 | 2019.07.06

第六次産業化

ダイロクジサンギョウカ  

解説

第1次産業(畜産水産物の生産)に第2次産業(食品加工)・第3次産業(流通販売)を融合し、農業者自身が付加価値を得ることのできる地域ビジネスの展開と新たな業態の創出を行う取組。雇用の確保と所得の向上による農産漁村の活性化を目的としており、具体例としては農業のブランド化、レストラン経営などがある。第六次産業化を推進するとして、2010年にはいわゆる六次産業化法が制定されている。

6次産業という名称は東京大学名誉教授の今村奈良臣氏の造語で、当初は<第1次産業+2次産業+第3次産業=第6次産業>としていたが、単純な寄せ集め(足し算)よりも、それぞれの有機的・総合的な結合(掛け算)の必要性から<第1次産業×第2次産業×第3次産業=第6次産業>に改められている。なお、第4次産業及び第5次産業は存在しない。6次産業化は、第1次産業に付加価値をつけて高度化を目指す1.5次産業化と類似する点もあるが、より加工流通を複合化させる視点が明確だという点が異なる。

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