一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 環境危機時計

作成日 | 2014.02.27  更新日 | 2019.06.27

環境危機時計

カンキョウキキドケイ   【英】The Environmental Doomsday Clock  

解説

公益財団法人旭硝子財団が、国内外でのアンケート調査結果に基づき、地球環境の悪化に伴って回答者が人類存続に対して抱く危機感を、独自に、時計の針で表示したもの。

時計の区分は、

0:01-3:00 「ほとんど不安はない(Barely Concerned)」

3:01-6:00 「少し不安(Slightly Concerned)」

6:01-9:00 「かなり不安(Fairly Concerned)」

9:01-12:00 「極めて不安(Extremely Concerned)」

とされており、世界の139か国1,866名から回答を得た2018年(平成30年)は、「9:47」と過去最も進んだ“時刻”を示した。

当該財団は、1992年(平成4年)以来、毎年4月-5月に、世界各国の政府・自治体、NGO/NPO、大学・研究機関、企業、マス・メディア等で環境問題に携わる有識者が、環境問題に対する様々な取り組みについてどのように認識しているかを明らかにする「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート調査(Questionnaire on Environmental Problems and the Survival of Humankind)」を、日本語・英語・中国語・スペイン語・フランス語の5か国語で作成・実施しており、環境危機時計の問いは、そのなかの代表的かつ継続的な質問事項の一つである。

ちなみに、調査開始時の1992年は「7:49」、京都議定書が採択された翌年1998年(平成10年)は「9:05」。今回の結果は、これまで最も時計が進んだ2008年(平成20年)と2017年(平成29年)の「9:33」を大きく更新する(14分針を進める)結果となった。危機意識が最も高かった地域は北米で、逆に低かったのは東欧・旧ソ連。世代別では、20代・30代の危機時刻が初めて全世代を通じて唯一10時台に突入した。危機時刻を決めるうえで念頭に置く項目は、2011年以降一貫して「気候変動」が最多となっている。(2019年5月改訂)

環境危機時計(出典:公益財団法人旭硝子財団)

環境危機時計(出典:公益財団法人旭硝子財団)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト