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アルゴフロート 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2019.07.04

アルゴフロート

アルゴフロート   【英】Argo float  

解説

アルゴ(Argo)計画により、投入される漂流型計測器の呼称である。

アルゴ計画は、全世界中層フロート観測網(A Global Array for Temperature/Salinity Profiling Floats)のことである。

アルゴフロートは漂流深度(通常1000m)で漂流し、約10日間その深度において漂流した後、設定された深さ(通常2000m)まで沈み、水温と塩分を観測しながら浮上する。浮上したフロートは観測データを人工衛星に送信した後、再び漂流深度に沈み、観測と送信を繰り返す。アルゴ計画では、このアルゴフロートを全世界の海洋に3000本配置する計画の下、2000年に開始され、2006年末までに計画の本数が投入された。以後、寿命を迎えたフロートの補充を行い継続して観測を続けている。2017年6月20日現在の投入総数は3858本で、日本の投入数は166本で、アメリカ(2115本)、オーストラリア(363本)、フランス(311本)に次ぐ本数となっている。(2017年7月作成)

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