一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2021.07.14 更新日 | 2021.07.26
アフリカ豚熱
アフリカブタネツ 【英】African swine fever [略]ASF
解説
アフリカ豚熱(ASF)は、ASFウイルスが豚やイノシシに感染することによる発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病。ダニによる媒介、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大する。ASFウイルスは、CFSウイルスとはまったく異なるウイルスである。
ASFは、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国のイボイノシシ等でみられたが、今日では東欧や西欧の諸国でも発生が確認され、アジアにまで拡大してきている。かつては「アフリカ豚コレラ」と呼ばれていたが、2020年2月5日にアフリカ豚熱に改められた。家畜伝染病予防法の家畜伝染病に指定され、有効なワクチンや治療法もないため、海外から日本への侵入防止が重要となる。このため、日本政府は禁止された畜産品(携帯品を含む)の日本国内への持ち込みを厳しく規制している。(2021年6月作成)
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関連Webサイト
- CSF・ASF対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引きの公表について(環境省):https://www.env.go.jp/press/107464.html
- アフリカ豚熱(ASF)について(農林水産省):https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html