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イベント情報瀬戸内の原風景 長島の自然・京都シンポジウム

瀬戸内の原風景 長島の自然・京都シンポジウム

【カテゴリ】 エネルギー 原子力

【開催日】2007.03.10

【開催地】京都府


長島の自然を守る会・京都シンポジウムのご案内

 中国電力の上関原発建設計画である長島は、世界的に希少な貝類をはじめ、スナメリ・ナメクジウオ・カラスバトなど、他の地域では絶滅に瀕した生物が健全に生息する豊かな自然環境と生態系に恵まれています。現在、立地に向けた詳細調査が行われており、海と陸で120箇所ものボーリング調査など、自然環境への深刻な被害が懸念されています。

 海と陸のボーリングの遅れで、2006年度末までに終了予定であった詳細調査が遅れるのは、確実になりました。しかし、用地をめぐる裁判の行方によっては、詳細調査の終了を待たず、公有水面埋め立て許可申請に入るとの動きもあり、予断を許しません。

 長島の自然を守る会では、緊急アピールのため、ビデオ「瀬戸内の原風景 長島の自然」を製作しました。ビデオの公開にあわせ、パネル写真展&記念シンポジウムを開催します。是非、お誘い合わせの上、ご来場ください。一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。

 1.名  称 
ビデオ「瀬戸内の原風景 長島の自然」完成記念シンポジウム

 2.日  時 
3月10日(土)13:00〜16:30

 3.場  所 
ハートピア 京都 第4・5会議室
〒604-087京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地
TEL 075−222−1777

 4.内  容 
@ビデオ紹介(13:10〜13:40)
       「長島の自然〜瀬戸内の原風景〜」

Aシンポジウム(13:40〜17:00ー途中休憩を挟む)
「瀬戸内の原風景 長島の自然」 
*パネラー  
加藤真(京都大学大学院)・野間直彦(滋賀県立大学)
長谷川直彦(神社地裁判担当弁護士)・山下博由(貝類保全研究会)
粕谷俊雄(元三重大学)

B写真パネル展(25点)
     「瀬戸内の原風景 長島」
C物産販売
   *祝島の水産加工品を始めとする特産品
   *長島の自然を守る会のオリジナルグッズ

5.入場料 無料(会場でカンパ要請)

6.連絡先 長島の自然を守る会代表 高島美登里  〒747−0841
防府市仁井令町20−11−B−201 
090(8995)8799,090(9464)6353 
Fax 0835(23)1891         
E-mail midori.t@crocus.ocn.ne.jp(@を半角にして) 

上記の内容に会場の地図がついた案内チラシのファイルが以下にあります。ご利用ください。
http://ankei.jp/yuji/?n=300


(関連情報)
日本生態学会松山大会で3月20日に開かれるシンポジウム「大規模開発につける薬(3)」の中でも、この問題を取り上げます。概要は以下のとおりです。

日本生態学会 大会講演要旨
公募シンポジウム S04

大規模開発につける薬(3)――生態学は政治・司法に発言できるか

企画者:安渓 遊地(山口県大・国際文化) 金井塚 務(広島フィールドミュージアム) 野間 直彦(滋賀県大・環境)

生態学会会員は、法に従順なだけで「守るべき自然について、正しい情報や専門家としての意見を発信し、自らも行動すること」という社会的責任を果たせるのか(日本生態学会会長・菊澤喜八郎氏の問いかけ)。このシンポジウムでは、中国地方の二つの自然保護案件をめぐってその現状を報告し、「自らも行動する」とは何を指すのかを討論する。従来も公的な審議会委員就任や、学会の要望書等の提出という行政にかかわる活動はあった。それでは、政治や司法とのかかわりはどうであろうか。林道工事が始まった西中国山地・細見谷の渓畔林と、上関原発の詳細調査で破壊される周防灘・長島の生物多様性の保全をテーマに、最新の状況を報告する。住民投票条例の制定を求める運動の先頭に立ったり、入会権訴訟の原告側証人として調査をしたりする会員の現在進行形の経験をめぐって、フロアからの意見をまじえた率直な意見交換をおこないたい。コメントは、竹門康弘氏(京大・防災研)と阿部悦子氏(環瀬戸内会会議代表、愛媛県議)。

プログラム全体の講演要旨は以下で見ることができます。
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/ESJ54/sympo_index.html

【登録日】2007.03.06

登録者情報

【登録日】 2007.03.06

【登録者】野間直彦

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