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イベント情報国際会議「人間と海−沿岸環境の保全」

国際会議「人間と海−沿岸環境の保全」

【カテゴリ】 地球環境 海洋汚染

【開催日】2002.07.08 〜2002.07.10

【開催地】東京都


【募集期間】| 2002.06.19〜2002.06.28 「人間と海−沿岸環境の保全」
国連大学で来月に国際会議を開催

国連大学は2002年7月8日から10日までの3日間、国際会議「人間と海−沿岸環境の保全」を東京渋谷のUNハウスで開催します。この会議は岩手県およびユネスコ(国連教育科学文化機関)との共催で、「アジア・太平洋地域における環境ホルモン汚染」(8日)、「沿岸域の管理と持続可能な開発」(9日)、「海洋生態系と環境」(10日)の三つのシンポジウムを中心に行われます。

この会議の目的は、沿岸環境の保全と再生、資源管理の多様な側面を明らかにすることにあります。人間は海洋の生命維持の力に依存していますが、各種の汚染を始めとする人間のさまざまな活動は自然環境の安定を脅かし、海洋に対しても脅威を及ぼしています。この脅威は特に沿岸の生態系において顕著であり、とりわけマングローブの生態系、珊瑚礁、その他の沿岸生息環境のデリケートな状況が関心を集めています。沿岸の管理者はこれらの問題に対して、沿岸地域の多くの情報に基づいた対策を取り、こうした課題に直面する中で得られた教訓を共有する必要があります。

会議は国連大学が展開してきた、長期にわたる沿岸環境問題との取り組みを実証し、研究と能力育成のプログラムによる活動の成果を明らかにするものでもあります。この会議はアジェンダ21の第17章および1995年に採択された、国連の「陸上活動からの海洋環境の保護のためのグローバル行動計画」に従った活動です。この分野の活動を継続する国連大学の強い意志を再確認し、国連大学とその研究者のネットワークが、沿岸環境とその保全の必要性に関する理解を深める活動を盛り上げてきたことが、この会議で実証されるでしょう。米国の環境保護庁、カナダ環境庁、タイ科学技術環境保護庁、ユネスコの「人間と生物圏」プログラム、日本の国立環境研究所、環境省、国立極地研究所およびアジアの各大学などが最新の研究成果を提出します。

会議はまた、国連大学の「東アジア沿岸水圏の環境モニタリングとガバナンス」の3年計画のプロジェクトの成果を総括するものです。国連大学は株式会社島津製作所の支援で東アジア沿岸水圏におけるEDC汚染を中心とする一連のプロジェクトを実施、このほどその第二次3年計画を完了したばかりです。今回の会議はこれとは別に、岩手県の支援による海洋と沿岸の生態系に関する研究の、第一次3年計画の終了を記念するものでもあります。記念行事は7月8日と10日に実施されます。

東京での会議の後、7月11日には盛岡市で海洋環境国際共同研究シンポジウムの第一部「人間と海」が、続いて12日には大槌町で第二部「海を守る」が開催されます。


お問い合わせは国連大学広報部へ:
電話:(03)5467-1243/1246、FAX:(03)3406-7346

【登録日】2002.06.20

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【登録日】 2002.06.20

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