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イベント情報国際会議  「人間の顔をしたグローバリゼーション−すべての人びとのために」

国際会議  「人間の顔をしたグローバリゼーション−すべての人びとのために」

【カテゴリ】 地球環境 その他(地球環境)

【開催日】2003.07.30 〜2003.07.31

【開催地】東京都


【募集期間】| 2003.07.01〜2003.07.25
■■■ 国際会議 ■■■
「人間の顔をしたグローバリゼーション−すべての人びとのために」

グローバリゼーションのプロセスは、末端にいるものと中心にいるもの、貧しいものと恵まれているもの、束縛されているものと自由なもの、すべての人びとを利するものでなければならない。
コフィー・アナン国連事務総長、2002年10月




【背 景】
国連大学とユネスコは、この数十年間、社会、人間、および文化の発展とグローバリゼーションに大きな力を注いで来ました。空間と時間が縮小し、境界がなくなるという特徴を持つグローバリゼーションは、確かに人類にとって大きな進歩をもたらす可能性を持っています。しかしながら市場の力だけでは、地球社会のすべての人びとがこのような進歩の恩恵を等しく共有できるようにはなりません。その主な理由は、世界の市場が社会サービス、健康的環境、または多元的文化表現などの公益提供にマイナスの影響を与えることがあることです。

従って、国際社会はグローバリゼーションが人類の幸福に与える影響をもっと重視する必要があります。経済的グローバリゼーションの利益が公正かつ平等に分配されるためには、国際的、地域的、および国内レベルで統治を改革することにより、マイナスの副作用の埋め合わせをする必要があります。社会を構築する方法を発展させることが、現在グローバリゼーションの担い手になっていない人々の声を、彼らの個人的選択に影響を与える政治プロセスに反映させることのできる唯一の道なのです。


【目 的】

会議では最先端の専門家が、グローバリゼーションを全人類の利益とするために私たちが直面している問題について話し合います。グローバリゼーションを推し進める経済および政治の力と、社会・文化的発展をつなぐ多くの要素を理解しようとしてこれまで行われてきた業績を検証します。またグローバリゼーションが人びとの暮らしに与えるプラスの効果とマイナスの効果をつりあわせるために取られてきた政策の有効性も評価されます。この評価は、全世界的、地域的、国内的、および地方レベルでのグローバリゼーションの課題に対し、政府と民間社会が、どの分野、またどのような方法でよりよい政策的対応ができるかを知るための土台となります。


【概 要】

7月30日の公開フォーラムでは、グローバリゼーションの推進要因、いくつかの主要政策分野におけるグローバリゼーションの副作用(意図的なものまたは意図しないもの)、およびグローバリゼーションがもたらす文化的多様性と倫理に対する影響について検証します。フォーラムに続いて7月31日にはワークショップが開催され、政策の好事例とグローバリゼーションの課題に対する政策的対応を向上させる分野と方法について話し合われます。

一連の会議は一般公開となっております。ご興味のある方はぜひご参加ください。 7月30日の会議は日英通訳付き、7月31日のワークショップは英語のみで行われます。


共催: 国際連合大学
    (国連教育科学文化機関 (ユネスコ))
後援: 外務省
    文部科学省 (予定)
    日本経済新聞社


【プログラム】
更新日:2003年7月14日
*調整中
2003年7月30日(水)パブリックフォーラム
午前


9:30-10:15 開会の辞
ハンス・ファン・ヒンケル 国連大学学長
松浦晃一郎 国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長
外務省関係者(予定)
文部科学省関係者(予定)



10:15-12:30 グローバリゼーションの忘れられた側面
モイーン・クレシ 元パキスタン首相
フィデル・ラモス 元フィリピン大統領
エドゥアルド・アニナト 国際通貨基金(IMF)副専務理事
12:30-13:30 昼食休憩

午後

13:30-15:00 グローバリゼーションの原動力
韓昇洙(ハン・スンス)韓国国会議員、前韓国外交通商部長官、第56回国連総会議長
ジェイ・ナイドゥー 南部アフリカ開発銀行総裁、南アフリカ共和国前通信相
イクバル・カディール 米ハーバード大学非常勤講師、バングラデシュ・グラミーンフォン社創設者


15:00-15:10 休憩

15:10-16:40 グローバリゼーションと人間の生活状況
小島明 日本経済新聞社専務取締役
ピーター・マンデルソン 英国国会議員*
ヤン・プロンク オランダ社会科学研究所教授、元オランダ開発協力相

16:40-17:00 休憩

17:00-19:00 パネルディスカッション「文化の多様性、対話、倫理」
アミナタ・トラオレ 前マリ共和国文化・観光相
アンドレアス・ファンアフト 元オランダ首相
セルゲイ・カピツァ ロシア自然科学アカデミー副所長
今道友信 哲学国際センター所長

19:00-21:00 レセプション

2003年7月31日(木)公開ワークショップ「グローバリゼーションへの対応対策改善」

午前
09:30-11:00 ワーキンググループ分科会―プレゼンテーション・討議

1. 「グローバリゼーションと文化政策」
議長: 武者小路公秀 中部大学教授
討議者: ロバート・キーティング ケベック州政府在日事務所総代表
ディビッド・スロビー 豪マックワリー大学教授


2. 「グローバリゼーションと教育政策」
議長: アンドレイ・マルガ バベス・ボリャイ大学学長(ルーマニア)
討議者: ディビッド・ロイ 文教大学教授
グーラム・モハメダイ モーリシャス大学副学長
井上正幸 文部科学省科学技術学術政策局次長


3. 「グローバリゼーションと環境政策」
議長: 広中和歌子 元環境庁長官
討議者: ヤン・プロンク オランダ社会科学研究所教授、元オランダ開発協力相、持続可能な開発に関する世界首脳会議国連事務総長特別代表
A・H・ザクリ 国連大学高等研究所所長、ミレニアム生態系評価計画共同議長
アンドレア・デリ (財)地球環境戦略研究機関人材開発プログラム プログラム・マネージャー


4. 「メディア・コミュニケーションとグローバリゼーション」
議長: アンドリュー・ホルバート アジア財団日本代表
討議者: ジャバド・モタッギ アジア太平洋地域放送開発研究所(AIBD)所長
石塚雅彦 (財)フォーリン・プレスセンター専務理事
鈴木俊介 特別非営利活動法人AMDA海外事業部部長
ジリアン・テット フィナンシャル・タイムズ東京支局長
高島肇久 外務報道官*
11:00-11:30 休憩
11:30-13:00 ワーキンググループ分科会(継続)プレゼンテーション・討議
午後
13:00-14:30 休憩
14:30-16:00 ワーキンググループ分科会(継続)政策提言作成

16:00-16:30 休憩
16:30-18:00 全体会議
議長: ハンス・ファン・ヒンケル 国連大学学長

各ワーキンググループの報告

総括

結論


【お申込】
以下のホームページより、フォームにてお申込ください。
<http://c3.unu.edu/hq/globalization/index.cfm?fuseaction=registration.home>

締 切:2003年7月25日(必着)

【お問合せ】
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学
Tel: (03) 3499-2811 / Fax: (03) 3499-2828
E-mail: globalization@unu.edu

【登録日】2003.07.15

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