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イベント情報フッ化物系固体電解質を用いた 全固体リチウムイオン電池の開発動向

フッ化物系固体電解質を用いた 全固体リチウムイオン電池の開発動向

【カテゴリ】 エネルギー 燃料電池

【開催日】2024.06.21

【開催地】東京都


会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

【講師】
名古屋工業大学 大学院工学研究科
工学専攻(材料機能プログラム) 准教授
宮崎 怜雄奈(みやざき れおな) 氏

【重点講義内容】
講演者は、大気安定であり電気化学的安定性が高いフッ化物系固体電解質Li3AlF6を用いて、全固体Li電池を開発している。過去にLi3AlF6のLi+伝導度は、300℃において10-5 S/cm台であると報告されている。講演者はLi3AlF6はLiClやLi2SO4をボールミリングにより添加することで、室温において10-6 S/cm程度までLi+伝導度が向上し、全固体電池が安定に充放電できることを報告した。またLi2SiF6と固溶体を形成することで、更にLi+伝導度が向上することがわかった。
講演ではLi3AlF6系のLi+伝導特性の詳細や、Li3AlF6-Li2SiF6を用いた全固体Li電池の充放電特性を発表する。また充放電後の負極界面の微細組織観察結果から、現状考えられる充放電サイクル劣化の要因を検討する。

1.電池の動作原理
2.電解質に求められる特性
3.固体電解質開発の現状
4.フッ化物固体電解質におけるLi+伝導
5.Li3AlF6系を用いた全固体Li電池の特性
6.Li3AlF6/負極界面の安定性
7.質疑応答/名刺交換

【講師プロフィール】
宮崎 怜雄奈(みやざき れおな) 氏
2008年3月 東北大学工学部材料科学総合学科 卒業。2008年4月 東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻博士前期課程 入学。2010年3月 同 修了。2010年4月 東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻博士後期課程 入学。2012年4月 東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料工学専攻博士後期課程 転専攻。2013年3月 同 修了 博士(工学)東北大学。2013年4月 国立研究開発法人 物質材料研究機構ポスドク研究員。2015年4月 名古屋工業大学大学院工学研究科助教。2024年4月 名古屋工業大学大学院工学研究科准教授(現職)。

【登録日】2024.05.08

登録者情報

【登録日】 2024.05.08

【登録者】新社会システム総合研究所

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