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イベント情報激変する電力・エネルギー市場とビジネス戦略シナリオ2024

激変する電力・エネルギー市場とビジネス戦略シナリオ2024

【カテゴリ】 エネルギー その他(エネルギー)

【開催日】2024.01.18

【開催地】全国


ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

【講師】
A.T.カーニー(株) エネルギープラクティス
シニアパートナー
筒井 慎介(つつい しんすけ) 氏

【重点講義内容】
自由化以降、電力市場は複雑性を増している。従来からのスポット市場、時間前市場に加え、容量市場、需給調整市場、ベースロード電源市場、長期脱炭素電源市場等の新たな電力取引の場の創設、また非化石価値市場やカーボンクレジット市場等の新たな価値取引の場も創設されている。更に昨年、それまでの卸電力市場の在り方の検討を踏まえ、同時市場の具体的な検討が開始された。電気料金の見直しにより、燃調に市場連動項が算入されたり、新電力においても独自の燃調を採用するなどの動きもあるなか、“究極のコモディティ”とも言われる電力だが、その“上手い”売買は必ずしも容易ではない。
また、脱炭素化のトレンドは継続しており、需要家側では足元だけではなく将来を通じた再エネ確保を如何に行うかの検討が更に進み、他方でEVを活用したV2XやVPPの実証実験から商用フェーズへの移行、再エネはFIT/FIP依存からの脱却の動き等ビジネスの在り方も変わりつつある。
全く異なるアングルでは、ChatGPTが火付け役となった生成AIは、データセンターのエネルギー需要を拡大させ、安定的な電力供給と脱炭素化とデジタル化を共存させるかといった新たな課題が世界的に注目されたり、国内では旧一般電気事業者において送配電部門から小売部門への情報漏洩や電力会社間でのカルテルの指摘がなされる事態も発生し、その真偽は定かでないものの内外無差別の強化に至る流れとなっている。
本セミナーではこうした広範なトピックスについて、その概要を理解しつつ、これらの変化が事業環境にどのような影響をもたらし得るか、またそれらを各事業者の戦略にどのような意味を持つかを洞察していく。

1.2023年のエネルギー市場におけるトピックス
2.電力(卸)/カーボンクレジット市場の現状
3.カーボンニュートラルに向けた業界動向
4.エネルギービジネスの事業環境への影響
5.今後の戦略検討上の論点
6.質疑応答

【講師プロフィール】
筒井 慎介(つつい しんすけ) 氏
東京大学工学部機械工学科卒。ジェーシービーを経て、A.T. カーニーに入社。エネルギー、電力、都市ガス、通信業界を中心に、事業戦略、M&A戦略、新規事業立案、シナリオプランニング等を支援。近年は幅広い業界におけて脱炭素化を含むサステナビリティに関連した支援を実施。電力自由化を契機とした業界構造変化等をテーマとした講演・セミナー多数。
2013年、2014年に経済産業省資源エネルギー庁電力改革推進室(課長補佐)に出向。2014年より2017年まで京都大学院経済学研究科 特任准教授。共著に「A.T. カーニー 業界別 経営アジェンダ 2024」

【登録日】2023.12.06

登録者情報

【登録日】 2023.12.06

【登録者】新社会システム総合研究所

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