「得意先回りに行ってきます」―。神奈川県横浜市・みなとみらい21地区のあるメーカー。営業担当者が向かったのは、社の駐車場ではなく、カーシェアリング用ステーション(専用駐車場)。予約してある車に乗り込むと、同地区内の得意先に向かいました。
カーシェアリングは、会員制で個人や事業者が自動車を共同利用する仕組み。燃料費や保険代、駐車場代などの維持費も、使用量に応じて会員が負担します。共同所有といっても、実際はカーシェアリングの事業会社が車両を所有し、会員に時間貸しする場合が多く、レンタカーの仕組みに似ています。一番の違いは、会員制で運営することです。
みなとみらい21地区では、シーイーブイシェアリング株式会社(東京都港区)が(財)自動車走行電子技術協会の委託を受けて、カーシェアリングのモデル実験を行っています。現在、事業者20社が会員登録し、電気自動車30台を共同利用。同地区内に7カ所ステーションを設け、各ステーションに車を置いています。利用者は、借りたステーションに車を戻してもいいし、目的地などで最寄のステーションで乗り捨てることもできます。
月会費は1口1万5000円。1口で1日1台の車を使う権利を得ます。この他に、利用料として1時間につき400円を支払う仕組みです。利用料には、燃料費や保険代などが含まれます。リースやレンタカーと比較すると、利用量が月に3〜4日以内、1回の走行が3時間・30km程度以下の場合は、カーシェアリングを利用した方が割安になるといいます。




