世界自然遺産に指定されているタンザニア連合共和国(以下タンザニア)のンゴロンゴロ保護区。保護区内のンゴロンゴロクレーターは野生動物の宝庫として世界的に有名です。しかし、この保護区の魅力はそれだけではありません。兵庫県と同じくらいの広さを持つ保護区は、火山が連なってできた土地で、「クレーターハイランズ」と呼ばれる高原が広がっています。フラミンゴの棲む湖もあれば、約2百万年前の初期人類アウストラロピテクスの人骨が発見されたオルドバイ渓谷もあります。豊かな生物多様性を保っている環境は、古生物学的、考古学的にも重要であり、高原の森から流れ出る水は、この地域の貴重な水源でもあります。何よりここは自然保護区としてのみ存在するわけではなく、マサイ族の暮らす土地でもあります。
今回はンゴロンゴロ保護区でのサファリおよびトレッキング体験をお伝えすると共に、この保護区の大きな特徴である、人間と野生動物の共生を考えます。



[コラム:ンゴロンゴロ保護区の概要]








