中国では北方地域で木製割り箸、南方地域で竹製割り箸の生産が盛んだ。北方地域では特に、黒竜江省や内蒙古自治区の北部地域の森林を伐採しているほか、ロシアなどから木材を輸入して割り箸を製造している。
一方、南方地域では降雨の多い広西自治区などで竹割り箸の生産が盛んだ。「雨後の竹の子」といわれるように、雨が多いと竹の育ちも繁殖も早い。
木製の割り箸製造が自然破壊、森林破壊の元凶になっているのではないかと議論されて久しい。日本国内では間伐材等を利用しているから問題ないという主張もあるし、一方、中国はそんな考慮もせずまとめて切り出すので大きく環境を破壊しているという指摘もある。そんな中、最近、木製割り箸の代替品として竹割り箸の生産が急速に伸びている。
今回訪ねたのは広西自治区の桂林市。カルスト地形が生み出す独特の桂林の景色は日本でもよく紹介される。水墨画に描かれている世界そのものがここにある。年間降雨量も1,500〜2,000mmと多い。竹が生長しやすい環境だ。
桂林市内には従業員が百人以上の大手竹割り箸製造工場が3つある。その他小規模の零細工場も多数ある。
この大手工場の一つ、「桂林両合経貿有限公司」の陳付庭総経理(社長)に話を聞いた。この工場は、中国の割り箸協会(竹箸分会)の理事会社にもなっている。














