翌日、管内の主要な保護区のひとつであるニスクアリー国立野生生物保護区を訪問した。現場での管理について話を伺うためだ。
この保護区は、保護区と同名のニスクアリー川の河口に位置し、面積は3,200エーカー(約1,300ヘクタール)ある。この一帯は、もともとは河口汽水域に広がる湿地帯であったが、1800年代に農業開発目的で一部が淡水化された。そのため、保護区内には干拓のためのダイク(堤防)がめぐらされている。農地はすでに放棄されているが、農地だった部分の復元はまだ行われていない。将来的には、これらの人工構造物を撤去し、サケマス類の生息地を修復することを目指している。
今回のインタビューに対応してくれたのは、保護区管理事務所の副所長、ダグ・ロスター氏だった。
野生生物保護区の多くでは入場料金は徴収されていないが、この保護区はシアトルや州都のオリンピアといった大都市からほど近く、多くの利用者が訪れる。利用者受け入れ施設の整備費がかさむことから、その費用を補填するため、利用料金を徴収している。
「この保護区の入場料は、1家族当たり3ドルです。利用料金をとるのは、この地域の国立野生生物保護区としてはあまり一般的とは言えません」
金額は、国立公園に比べると格段に安い。また、料金ゲートなどもなく支払は自己申告制なので、料金の回収率はそれほど高くないはずだ。
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| 写真5:ロスター副所長と
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| 写真6:ビジターセンター前に設置された料金ステーション。無人で、各自封筒に料金を入れて、右下の金属製の料金ポストに投入する |
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