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環境Q&A

ヨウ素消費量について 

登録日: 2005年04月19日 最終回答日:2005年04月20日 水・土壌環境 水質汚濁

No.10337 2005-04-19 05:18:54 リンリン

下水分析項目であるヨウ素消費量についてお願いします。ブランクより試料の滴定値がとても高いのですが、試験方法を見ても、これといった前処理法などが載っていません。この場合定量下限値未満で出していいのでしょうか。

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No.10346 【A-2】

Re:ヨウ素消費量について

2005-04-20 10:29:55 papa

食品製造工場なら、衛生管理のため定期的に作業場や製造ラインの除菌洗浄を行っています。価格の安い次亜塩素酸ナトリウムなどを使用しているケースもありますので事業場排水には酸化性物質が含まれることがあります。通常の場合は処理場に到着するまでには下水中の還元性物質と反応して消失するので処理障害になることはあまりありません。
ヨウ素消費量の大小とは別に酸化性物質の種類は一応把握しておく必要はあると思います。

回答に対するお礼・補足

わかりました。ありがとうございます。

No.10341 【A-1】

Re:ヨウ素消費量について

2005-04-19 22:15:33 papa

>下水分析項目であるヨウ素消費量についてお願いします。ブランクより試料の滴定値がとても高い
試料は流入水ですか?
流入水の還元性物資を計測する手法なので、塩素注入したような放流水では計測する意味がありません
試料に酸化性の物質が含まれる場合は、逆滴定なのでブランクより滴定値が大きくなります。この場合は定量下限値未満というより計測する意味がありません。
下水流入水は硫化水素など還元性物質が含まれていることを前提としています。酸化性物質が流入水に含まれるようなら異常水として原因調査を行う必要があります。

>試験方法を見ても、これといった前処理法などが載っていません。この場合定量下限値未満で出していいのでしょうか。
前処理とゆう概念がありません。分析的に定量下限値未満はそれでよいのですが、そうゆう事態はイレギュラーなので原因調査を行うことをお勧めします。
ヨウ素消費量を計測するのは、分析値が欲しいからではなく流入水の性状に関する情報を得るためであって、定量下限値未満を目標にしているわけではないのです。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。検査水は流入水です。食品関連の水なので、何かしらの影響があったかもしれません。参考にします。

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