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環境Q&A

北極域の炭素サイクルと北極域のオゾンホール 

登録日: 2005年10月08日 最終回答日:2005年10月16日 地球環境 オゾン層

No.12718 2005-10-08 12:12:20 アモウ・タビビト

先日、科学未来館で
http://www.miraikan.jst.go.jp/
ドイツの特別企画展を眺めてきました。

その中で、「炭素サイクル」のシミュレーション画像が
興味深いなぁーと思いました。

北半球の「炭素濃度」が
陸が多いためか 暖色系の色で示されていました。

北半球の二酸化炭素は、南半球よりも多いようです。

この「炭素サイクル」の動きは、
北極域のオゾンホールに
影響を与えているのではないかと思い始めました。

http://www.nies.go.jp/escience/ozone/ozone_02.html

そこで、上記のサイトより 引用。

「暖かくなって極域成層雲が消えるまで
オゾン破壊は続きます。

北極域でも南極域と同じように極域成層圏雲ができます。しかし、寒さが南極域ほど続かないので、極域成層圏雲も南極域のようには長持ちしません。

北半球は南半球に比べて、海や陸や大きな山岳の分布が東西方向に不均一で、対流圏から成層圏に波動状の気流のうねりが伝わり、極渦内外の空気が混じり合ったり、低緯度から極域へと熱を運ぶしくみができたりするためです。」

とのこと。つまり、

■ 温暖化が進めば、オゾン層は守られる!?

ということを意味しているのではないでしょうか。


人類の文明が、二酸化炭素を排出しまくることによって
地球の生態系を 紫外線から守っているとするならば
「二酸化炭素の排出規制」に意味があるのでしょうか?

恐竜時代の陸地面積は どれくらいだったのだろう?

「温暖化」は、たしかに恐ろしい。
しかしながら、「紫外線」は さらに恐ろしい。
と思えるのです。地球の進化の歴史を考えてみれば
わかるように・・・植物が 陸上にあがるためには
「オゾン層」が必要だったから。


追記

 海の酸性化を防ぐために 川や海に石灰岩を投げ込む
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=12729

 オゾン相談BBS
http://www.jason-web.org/bbs/bbs.html

総件数 3 件  page 1/1   

No.12758 【A-1】

Re:北極域の炭素サイクルと北極域のオゾンホール

2005-10-11 21:13:01 BATA

>>「暖かくなって極域成層雲が消えるまで
>オゾン破壊は続きます。
>
>北極域でも南極域と同じように極域成層圏雲ができます。しかし、寒さが南極域ほど続かないので、極域成層圏雲も南極域のようには長持ちしません。
>
>北半球は南半球に比べて、海や陸や大きな山岳の分布が東西方向に不均一で、対流圏から成層圏に波動状の気流のうねりが伝わり、極渦内外の空気が混じり合ったり、低緯度から極域へと熱を運ぶしくみができたりするためです。」
>
>とのこと。つまり、
>
>■ 温暖化が進めば、オゾン層は守られる!?
>
>ということを意味しているのではないでしょうか。

この発想には大きな飛躍はありませんか?
温度が高いほど、オゾンホールが消えるのが早くなるとは記述されていないと思うのですが・・・
北半球は陸地が多く、大気の流れも複雑であるから、北極圏の極域成層圏雲が早くなくなるのではないでしょうか?

>
>人類の文明が、二酸化炭素を排出しまくることによって
>地球の生態系を 紫外線から守っているとするならば
>「二酸化炭素の排出規制」に意味があるのでしょうか?
>

仮に地球温暖化とオゾンホールがアモウさんの仰るような関係にあるとしても、温暖化によって生じる弊害全てを考えてみる必要があるのではないでしょうか?
オゾンホールが戻っても、海水面の上昇によって、住む土地を失う方がいることを忘れないでください。

それに、今、世の中は、二酸化炭素の排出規制と同時に、フロンガス等のオゾン層破壊物質の排出も規制してると思いましたが・・・

> 海の酸性化を防ぐために 川や海に石灰岩を投げ込む
>http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=12729

これも、大胆な発想ですよね。
投入された石灰岩やセメントの直近の強アルカリにより、破壊されるたんぱく質はどうしたら良いのでしょうか?
サンゴや貝の殻を守って、中身が・・・

回答に対するお礼・補足

>この発想には大きな飛躍はありませんか?

僕は、なんとなく、そう思うし。
そう感じたので 質問しました。

>温度が高いほど、オゾンホールが消えるのが早くなるとは記述されていないと思うのですが・・・

世の中、書かれない事実もあるのかもしれません。
言葉遊びで、曲がってしまう事実もあるかも。です。

>北半球は陸地が多く、大気の流れも複雑であるから、北極圏の極域成層圏雲が早くなくなるのではないでしょうか?

つねに、動植物たちが作り出す現象は、
地球の気候に影響を与えていますし、
また、地球の気候は、動植物に影響を与えます。
どちらが、先なのか、後なのか、不思議に感じます。
変化の原因は、天体そのもの?なのかもしれない。
一部の現象を見て、判断することはできません。
できる限り、多くの現象を見つめて、総合的に
判断しなくちゃならないと思います。

>温暖化によって生じる弊害全てを考えてみる必要があるのではないでしょうか?

オゾンホールが地球全体に広がったときの方が
恐ろしいと思います。水上生活も何もできません。
人類は、本能的に(無意識に) 感じて
二酸化炭素を出し続けているような気がします。
人類の歴史は、火を使うことから始まりました。

>今、世の中は、二酸化炭素の排出規制と同時に

二酸化炭素排出規制は、「呼吸を止めろ」と言っているようなもので、本来、二酸化炭素を吸収する森林を育てる方が正しいのではないでしょうか。

>フロンガス等のオゾン層破壊物質の排出も規制してると思いましたが・・・

フロンの規制は、遅れに遅れましたよね。

>これも、大胆な発想ですよね。

「環境問題」は、地球規模の巨大な問題なので
対応策も、巨大じゃなくちゃならない気がします。
僕は、素人なので 間違っているかもしれませんが
皆さんに考えていただければ、きっと、良い答えが
出てくるはずだと信じております。

返答、どうもありがとうございました。感謝です!

No.12763 【A-2】

Re:北極域の炭素サイクルと北極域のオゾンホール

2005-10-12 10:25:16 東京都 / 君山銀針

地球温暖化は必ずしも「地球上のすべての地点の気温が上昇すること」ではありません。
「気候変動」ということばがあるように、気候のパターンが変化することが問題です。
地球全体にならした平均気温は確かにあがるのですが、地域的には寒冷化する場合もありえます。

参考までに、
国立環境研究所 公開シンポジウム2001「人工衛星から地球大気環境の変動を探る」 質問への回答
http://www.nies.go.jp/sympo/2001/qanda/01-sasano.html には「温暖化ガス濃度の増加に伴い成層圏の冷却が予想されます」との回答があります。

ほかにも http://www.sue.shiga-u.ac.jp/~muramoto/kikounosizennhenndou/hokkyokusinndoutofuyunokikou01.files/slide0001.htm
に「地球温暖化ガスの増加は極域の成層圏の冷却を促している。 温室効果ガスは地上の熱の上空への発散を制限するから。 地球温暖化→北極上空成層圏の温度低下→ 北極圏高気圧の強化→中緯度の温暖化」

http://buran.u-gakugei.ac.jp/~mori/LEARN/Yohoushi.new/node51.html
「二酸化炭素の役割 対流圏は地表に近いので地球放射による赤外線を大量に吸収する ために昇温効果がある。一方、成層圏では地球放射による赤外線量が相対的に少いために、赤外線の吸収量よりも射出量が多いの で冷却効果がある」

との情報あり。

回答に対するお礼・補足

>「気候変動」

どうも、情報、感謝です。

温暖化で 地球内部のマグマがあたためられ、
地殻変動で地震が生じ、火山が爆発して・・・
灰が空を包めば、寒冷化するかもしれない。
と、素人ながらも、想像しておりました。

コメント、どうもありがとうございました。
もうちょい、勉強してから、また、質問すると思います。その時は、よろしくお願いします。

No.12836 【A-3】

メモ 追記

2005-10-16 16:48:54 アモウ・タビビト

下記のURLより、抜粋。
http://72.14.203.104/search?q=cache:WYlHUS0Z3UkJ:data.livex.co.jp/okonomi/9802/top.html+%E6%B5%B7%E6%B0%B4+%E5%86%B7%E5%8D%B4+%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96&hl=ja

南極の氷は溶けない

 よく言われる「温暖化によって南極の氷が溶けて水位が上がりモルジブ共和国が水没してしまう」というのも、槌田さんに言わせるとウソだという。仮に温暖化によって氷が溶けたとしても南極の大部分が氷点下であることには変わりなく、溶けるのは南極周辺だけになる。一方、地球全体の温暖化によって海水の蒸発も増える。その水蒸気は大気循環で南極にも流れ込み氷になる。「氷が溶けるのと新たに凍るのと、どちらが多いのかという話は、気象学者がするべき研究ですが、結局、気象学者たちは黙ってしまった」と槌田さん。だから「氷が溶けて…」という理屈は90年頃に、すでにウソが証明されているという。それで考えられたのが、温暖化によって海水が膨張するという話。「理科年鑑でも見れば海水の膨張率が載っていますから、どうぞ計算してみて下さい」と槌田さんは相手にしなかった。

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