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環境Q&A

地球温暖化について 

登録日: 2006年01月31日 最終回答日:2006年02月04日 地球環境 地球温暖化

No.14459 2006-01-31 01:48:04 匿名

よく、地球が温暖化して、北極の氷が溶けると海面が上昇するといわれています。その一方で、水に浮いた氷が溶けても水の量は変わらないので、そんなこと起きないと主張する人もいます。(少数派ですが)このほかにも、地球温暖化しているのは別の要因(火山活動?)であって、大気中にわずかコンマ数%の二酸化炭素が増えても、温暖化にはほとんど影響しない、温室効果ガスとしては水蒸気の方が遙かに影響が大きく、逆に温暖化してきたので海水に二酸化炭素が溶けにくくなって、大気で増加した等の説を唱え、二酸化炭素排出削減に懐疑的な人もいます。二酸化炭素排出削減は経済活動に直結するので、私自身、昨今の二酸化炭素排出削減の風潮には、いささか違和感をおぼえます。京都議定書等でかなり難しい削減目標が設定されていますが、実際のところ、どれだけ、意味のある事なのでしょうか。小生、文系のため、科学具術的な事は、わかりませんが、よろしくお願いします。

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No.14466 【A-1】

Re:地球温暖化について

2006-01-31 19:45:04 久遠

京都議定書限定ではありませんが、非常に参考になる画期的データ集です。御参照下さい。
http://www.sos2006.jp/
タダで読めます


因みに海面上昇の関係ですが、海面上昇の一番の原因は氷の融解ではなく、気温上昇による水の膨張です。






>よく、地球が温暖化して、北極の氷が溶けると海面が上昇するといわれています。その一方で、水に浮いた氷が溶けても水の量は変わらないので、そんなこと起きないと主張する人もいます。(少数派ですが)このほかにも、地球温暖化しているのは別の要因(火山活動?)であって、大気中にわずかコンマ数%の二酸化炭素が増えても、温暖化にはほとんど影響しない、温室効果ガスとしては水蒸気の方が遙かに影響が大きく、逆に温暖化してきたので海水に二酸化炭素が溶けにくくなって、大気で増加した等の説を唱え、二酸化炭素排出削減に懐疑的な人もいます。二酸化炭素排出削減は経済活動に直結するので、私自身、昨今の二酸化炭素排出削減の風潮には、いささか違和感をおぼえます。京都議定書等でかなり難しい削減目標が設定されていますが、実際のところ、どれだけ、意味のある事なのでしょうか。小生、文系のため、科学具術的な事は、わかりませんが、よろしくお願いします。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
少し量が多そうですが、がんばって読んでみます。

No.14470 【A-2】

Re:地球温暖化について

2006-01-31 20:19:17 きら

きらです。

 このEICネットのライブラリのコーナーに「H教授の環境行政時評」というのがあります。
 その中の第12講(その2)地球温暖化―異論反論オブジェクトに答えが載っています。

 また、中西準子女史のホームページに「雑感294-2005.3.1「頭を冷やそう!温暖化問題−不確実性の大きな事象にどう対処するか?−」というのがあります。
 http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak291_295.html

 参考にしてください。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
H教授のコーナーは、なるべく目を通していたつもりですが、見落としていたみたいですね。
中西準子女史のホームページは、はじめて見ます。一応、ネットで調べたりしたのですが、温暖化問題懐疑派、反論派はかなり少なかったように思います。(探すのが下手名だけかも知れませんが。)
じっくり、読ませていただきます。ありがとうございました。

No.14478 【A-3】

Re:地球温暖化について

2006-02-01 06:57:58 森のおそまつ

 温暖化懐疑論そのものについては、ほぼ欧米のメディアではピックアップするのを止めた状況のようです。

 ブログ『温暖化いろいろ』の温暖化懐疑論のカテゴリー
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/category_461.html
で懐疑論に対する反論も集めています。
 とはいえ、掲示板などでの議論も盛んなようです。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834578&tid=co5e29ch2bd&sid=1834578&mid=1&type=date&first=1

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。欧米のメディアでは、懐疑論をピックアップするのを止めたのですか、初耳です。明確な論拠が無いのに、一方向に議論が展開されるのには、違和感をおぼえますね。
掲示板等もみさせていただきます。

No.14484 【A-4】

Re:地球温暖化について

2006-02-01 11:20:53 小太郎

小生、会社で地球環境対策を総括的な立場で担当していますが、同様に地球温暖化の影響に対して懐疑的な考えをもっています。
どのような理論で近未来の地球環境を予測したところで、所詮想像の域を出ない話と思います。

しかし温暖化防止で実施しようとしていることは、間違いなく省資源に繋がります。
以前から石油資源の枯渇という問題は挙げられていましたが、このまま使用し続けると、間違いなくいつかはなくなります。

私はむしろ、省資源の意味でエネルギー削減を実施していく方が、現実的ではないかと思うのですが。

海面上昇が問題として挙げられることがありますが、映画「デイ・アフター・トウモロー」のごとく、津波のように押し寄せてくる事がなければ、何らかの対策は取れるはずです。人間はバカではないですから。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。小生も、会社で安全環境を担当していますが、元々の総務関連部署が部署の統合により、安全環境分野も担当する事になり、ISO14000関係の窓口なども担当業務になり、現在勉強しているところです。確かに、省資源という切り口で考えると、納得しやすく(製造部門にも納得させやすく)なるかもしれません。どうもありがとうございました。

No.14508 【A-5】

Re:地球温暖化について

2006-02-02 10:27:14 おやぶん@北海道

温暖化による海水面の上昇は,主に大陸氷河など陸域に氷や雪としてトラップされている水が海洋に戻ることによって起こります.たとえば過去の海水面が上昇した時に作られた今の海岸より高いところの旧海岸地形や,地層中の温暖期を示す化石に関する多数の研究により,温暖化と海水面上昇は切り離せないもので,温暖化と寒冷化には数万年周期のパターンがあり,直近の寒冷期(氷河期)がわずか1万年前に終わったということなども示されています.
現在は,1万年前に氷河期が終わったばかりですので,人類が二酸化炭素を増加させるか否かにかかわらず温暖期が継続する(または温暖化が進む)時期にあるといえます.現状の二酸化炭素の増加傾向が,自然状態を大きく上回るペースであるという観測結果を,ダイレクトに「二酸化炭素が温暖化を著しく促進している」「それが直接の原因となって甚大な災害が発生する」といった結論に結びつけるのはやや乱暴かもしれません.しかし,なんにせよ自然に負荷をかけるのは最小限にとどめるべきでしょうし,現在の人類活動が再生不能なエネルギー資源に極端に依存していることとあわせて考えれば,二酸化炭素排出量の削減というのは,(そこにいたる理由は異なるにしても)多くの場面で否定できないある種のスローガン的なものといえるかもしれません.このような状況では「何%の削減が妥当なのか」についてのコンセンサスを得ることは困難かもしれませんし,京都議定書にもその科学的根拠などについて議論の余地がないとはいえないかもしれないと思いますが,人類規模でのコンセンサス作りの第一歩としての意義はあると思われます.なお,先ほどの環境変遷研究から示される論理で言えば,人類活動による二酸化炭素の増加とは無関係に,地球は氷河期が終わったばかりで温暖化する傾向にあると思われます.したがって,それがどういう時間的なスケールの元に進行するかを見積もりつつ,海水面は今後確実に上昇する傾向にあると考える必要もあるでしょう.ただし,こうした万年単位の温暖化(や寒冷化)は一方的に進むのではなく,百年〜千年単位の小刻みな変動を繰り返して全体としては温暖化(あるいは寒冷化)していくということもわかっています.したがって,十年〜百年という短いスパンで判断するのではなく,千年〜万年というスパンの中で全体傾向としての温暖化を考える必要があると思います.

No.14551 【A-6】

Re:地球温暖化について

2006-02-04 06:00:57 近ちゃん

温暖化現象は1000年程度のデーターではあまり理解できません。地球の過去40万年間の二酸化炭素の濃度と気温変化が気象庁発行の「20世紀の日本の気候」→「暖かくなった地球」→ボックスに詳しく明記されています。http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/20th/box3.htm
それから、地球の将来予測は、環境省中央環境審議会第2次中間報告の21pに詳しく書かれています。http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5988
つまり、大気中二酸化炭素濃度は42万年間で、180〜300ppmの間でしか変動していなかったが、150年程前から上限を突破し、現在は375ppm。今後100年間に最悪の場合、850ppmに達すると予測されています。最近の知見では、地球規模の大規模な危機を回避するための上限としては475ppmが想定されています。そして、そのための中長期的削減計画は、環境省の「脱温暖化2050研究プロジェクト」で検討されています。削減目標としては、2050年までに1990年比で60〜80%となっています。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/energy/siryou/dai30/30siryou4.pdf
世界各国の研究者によって、温暖化の分析はかなり進んでいますが、まだ国民には十分に伝わっていないようです。正式な機関による情報ですので、信頼してご利用ください。

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