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環境Q&A

企業はまずどこから情報を入手するの?(改) 

登録日: 2007年01月18日 最終回答日:2007年01月22日 環境一般 調査/研究

No.20514 2007-01-18 05:58:42 ハチドリ

企業が環境経営を営むにあたって、まずこれからどのような環境リスクに対応しなければならないのかという情報を、どこからか入手する必要があると思うのですが、どこから入手しているのでしょうか。
最近ではNGOやNPOとのコラボレーションにより、共に活動していく中でNGO、NPOが情報を提供しているというパターンが増えてきていると言われていますが、現状はどうなのでしょうか。
会社の中に専門の科学者などを置いて予測を立てさせるというようなことは行われていないのでしょうか?

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No.20515 【A-1】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-18 20:02:30 火鼠

>
どういったスタンスでの、ご意見でしょうか?ちと、不明です。最近の企業は、コンプライアンス(順法性)の立場から。官報等の国内の公的なものは、もとより、新聞、学術誌等から(国際的な企業は)海外の動向まで調べております。企業人なら、その辺は分かると思いますので、中学生以下の学生さんでは、ないかと推察いたします。私見ですが、確かに、非営利団体というものはありますが、企業は、参考程度にしか見てないのではないでしょうか?少し危ないような団体が多すぎるように思いますが?
NPOや、NGOを助ける企業はあっても、頼るような企業は、三流企業でもないのでは、ないのでしょうか?

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
私は環境経営というものに興味を持って学習を始めた学生です。
企業人の方々が集う場所に未熟な質問を載せてしまったことをお詫びします。
皆さんのご回答を拝見し、良い刺激を頂きました。
もっと具体的に学習を進めたいと思います。
あろがとうございました。

No.20521 【A-2】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-18 21:35:13 Hopa

普通の企業なら、業界紙など業界団体情報、あるいは環境系雑誌などから、国内外の法改正の動向を拾います。
法改正の兆しが見えて、改正するまで2年かかるのは当たり前なので充分対応できます。
たしかに充分なのですが、受け身の環境経営とか言われてます。

さて「環境リスク」とは何でしょうか?健康被害?生態系の変化?
それとも環境法令の強化そのものが、環境リスクなんて考え方もありますよね。
もう少ししたら消費者の関心・無関心というのも、環境リスクなどと呼ばれるようになるかもしれません。

環境リスクはどうやって顕在化するのでしょうか?
目に見える環境被害以外にも、国や大学といった研究機関の成果から分かったりすることもあります。

環境法令は何故厳しくなるでしょうか?
社会情勢の変化といった背景の無い(理由の無い)法改正はありません。
そういう変化を根元から知る方法として、NPOからの情報というのも手段の一つでしょうね。
もちろん、付き合うNPOを見る目も必要です。

回答に対するお礼・補足

分かりやすいご回答、ありがとうございました。
私も社会情勢などの変化の根本的なところを知る情報源としてのNPOの存在が気になっていたのですが、
そこまで肯定的な見方はされていないようですね‥
もっと詳しく学習を進めてみたいと思います。
ありがとうございました。

No.20522 【A-3】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-18 23:06:35 NOJIMOJI

環境経営とはどのような事でしょう?例えばISO14001はご存知と思いますが、これは「環境」というテーマに重点を置いた経営ツールにしかすぎません。
また、環境リスクとはリスクマネジメントの環境側面でしかありません。まずは目的を明確にして、リスクマネジメントの一環として「何をしなければならないか」を洗い出し、それぞれに優先順位と経営に対する影響度を明確にする事から「何の情報が不足しているか」から探されればどうでしょう?
ちなみに、ハチドリさんは排出事業者なのか、処分業者なのかで取り組み方は異なってくると思います。
抽象的なアドバイスで恐縮ですが、また何か不明な点があれば、当サイトから質問されればいいと思います。助言されている方々は本当に知識・経験豊富な方が多いので、当方も勉強になります。
ちなみに、当方はgoogleアラート(http://www.google.co.jp/alerts?hl=ja)を使って情報収集しています。(これ以外にももちろんありますが、調査目的毎に方法が異なるので控えさせて下さい)例えば「廃棄物」と入力して登録すれば、インターネット上で「廃棄物」と既述されたサイトの内、リアルタイムに登録・変更されたもののみをメールで知らせるという機能です。一度お試し下さい。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
私は環境経営を学習し始めた学生です。
googleアラートは学習を進める上で是非活用したいと思います。
質問を載せてしまってから質問の未熟さに気づき恥ずかしく思っているのですが‥
皆様とても真摯にお答えくださって、本当に感謝しています。


No.20527 【A-4】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-18 23:48:29 matsu

>企業が環境経営を営むにあたって、まずこれからどのような環境リスクに対応しなければならないのかという情報を、どこからか入手する必要があると思うのですが、どこから入手しているのでしょうか。
A:一番リスクが高そうなのは、法令違反なので、まず環境関連法規の情報を官庁や行政から入手すると思います。
>最近ではNGOやNPOとのコラボレーションにより、共に活動していく中でNGO、NPOが情報を提供しているというパターンが増えてきていると言われていますが、現状はどうなのでしょうか。
A:非政府組織からの情報は参考にはしますが、企業の利害関係と対立しないかどうかの判断があるので、それだけで経営が動くことはないと思います。労組ならどうでしょうかね。
>会社の中に専門の科学者などを置いて予測を立てさせるというようなことは行われていないのでしょうか?
>
A;化学や社会学、法学の素養のある人間が事業の計画にいるはずですね。科学者はビジネスリスクに疎い人が多いかもしれません。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
参考にさせて頂きたいと思います。








No.20540 【A-5】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-19 18:29:19 あお

「環境経営」という言葉をどういう意味で使用されているかが判りませんが、
会社が業務を遂行する上で、環境に配慮すること、法規制を守る事についてを指しているなら、
関連する法改正を常にチェックし、一般的な情報に耳を欹ててれば判ることだと思います。

環境に配慮した製品、環境プラントなど直接環境を改善する業務の開発についてであれば、
専門新聞や、専門誌、専門分野の学会、展示会、業者や同業者からの様々な情報、客先の要望のヒアリング、
中央省庁の動きのチェックなどを行っていれば、日々の業務の中で自ずとテーマが浮き出てきます。
また、自社の中に研究開発部署を持っていれば、そういう部門が更なる情報収集をしてたりしますね。


NGO、NPOとの協働に随分こだわっておられるようですが、
分野にもよりますが、まだ「増えている」というレベルではないのでは?
協働も情報のやりとりも皆無だった以前と比べれば、
地域や団体と協働したり、お互いの情報共有がみられるケースが少しずつ増えてきた…というレベルだと思います。

「会社の中の専門の科学者」については、研究部署などがそれにあたるのではないでしょうか?
しかし、開発の方向性などについては、研究者ではなく技術・営業サイドで開発推進専門の部署を置いたり、
会社としての業務上の環境保全については、品質管理や工事関係サイド中心の専門の環境管理部などを置いたりします。


既にどなたかが指摘されていましたが、
社会経験がない方が、観念的に一般論で話を繰り広げても、何がなんだか判らなくなります。
答えるほうも、何を答えてよいのか、さっぱり判らない中、
でも想像力を働かせて、いろんなケースを想定して回答して差し上げています。

より有用な答えが欲しければ、具体的にどこかの会社にターゲットを定めて、
いくつかの会社の場合に絞って、具体的にあなたの知りたい内容を調べていった方が効果的だと思いますよ。

回答に対するお礼・補足

ご指摘ありがとうございます。
私は環境経営について学習を始めた学生なのですが、
皆さんの真摯なご回答を拝見させて頂き、
もっと学習を進めた上での具体的な質問が出来なかったことを恥ずかしく思っております‥。
皆さんのご回答を参考にさせて頂き、自主的な学習に励もうと思います。
本当にありがとうございました。

No.20580 【A-6】

Re:企業はまずどこから情報を入手するの?(改)

2007-01-21 17:13:12 岐阜県 / なびす

大変興味のあるテーマで、すでにいくつものご回答が寄せられているのがその証です。
ハチドリさんの疑問にお答えするのは、大変困難だと思い、投稿します。
環境リスクを考える場合、情報を入手することは大変大事なことです。情報を入手するには、キーワードが必要です。そのキーワードはどうやって決めるのか。ハチドリさんの質問からそれますが、何らかの情報を入手したとしても、それを正しく評価できなければ馬の耳に念仏。情報には不確実さを伴い、対策をとればまた新たなリスクを生じます。温暖化と原発、農薬と病虫害などがその例です。
回答になりませんが、参考にして下さい。

No.20594 【A-7】

言葉について

2007-01-22 08:25:27 あお

立場が違うと言葉の使い方も異なります。

ハチドリさんの先生や研究室の方々にとっては常識である「環境経営」という言葉も、
一般では何を示しているのか、一言では理解してもらえなかった事を見れば、お判りいただけると思います。

大体同じ意味を示していたとしても、
例えば民間と行政の人ではちょっと違った見方で使っている…なんてことも良くある事です。

いろんな人が集まる場では、簡単でも良いので
まず、言葉の定義をしてみると良いと思いますよ。

自分が今、「環境経営」という言葉をどう定義して使っているのか?
相手に示した上で質問されると、より効果的な回答も引き出せると思います。
また、学会他発表の時も、要となる言葉については要所要所できちんと定義付けすると
より効果的に相手に物事を伝える事が出来ると思いますよ。

勉強、頑張ってください。

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