土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
登録日: 2007年03月06日 最終回答日:2007年04月14日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.21509 2007-03-06 06:28:18 匿名者
土壌汚染調査の下請業を行なっているものです。
ボーリング調査の時に発生する残土を持ち帰るように元請に言われるのですが、汚染土かもしれないものを車に積んで運ぶのに抵抗があります。また、この行為に法的に問題があるような気がするのですが、どうなんでしょうか?
さらに、この残土の処理方法としては、産業廃棄物として取り扱うべきか、建設発生土なのか汚染土なのかも分かりません。
法的知識が乏しいために皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
宜しくお願いします。
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No.21528 【A-1】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-03-07 17:47:10 MSY (
当社もボーリング調査業者です。
サイト外へ汚染を持ちださないことを原則として、
当社では調査時に発生する残土や泥水は
サイト内にドラム缶を持ち込んでそこに保管しております。
その分析結果後、その結果によって、別途見積して、
汚染土ならば「汚染土管理表」で
専門業者に処理してもらっています。
ちなみに「コア箱」の試料も汚染土として処理してもらっています。
回答に対するお礼・補足
ご意見ありがとうございます。返事が遅くなりまして申し訳ございません。
なるほど、それは間違いない処理方法だと思います。
それは、元請業者による指示で実施しているのでしょうか?また、「汚染土管理表」の交付責任者は元請業者となるのでしょうか?下請業者では、交付責任者になれないと思うのですが。
No.21537 【A-2】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-03-08 11:49:30 たわし (
ただし、実務的には、分析に出した試料が環境基準に入っていれば、それを残土や洗浄水の分析結果として処分してよいと考えます。
また、分析結果が出るまでの間の試料の保管方法ですが、サイト内に保管するほか、発注者がサイト内に置くことを許さないというのならば、セメント固化やビニール等の不透水性容器で養生して持ち出すしかないと思います。
これは、あくまで、3条や4条による調査ではなく、自主的調査の場合の話です。
土対法に基づく調査では、なにがあってもサイト内に保管しないといけないと考えます。
回答に対するお礼・補足
ご意見ありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ございません。
自主調査であっても、持帰った残土をどうやって処理するのでしょうか?汚染があれば「汚染土」として処分するのでしょうか?その場合に、汚染土の発生場所が不明確になってしまうと思うのですが。もしくは産廃として処分する場合も同様だと思いますが。
No.21592 【A-3】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-03-10 13:54:35 たわし (
汚染土管理票は、汚染土の所有者というか事業主体というか...責任者を誰として考えるかということだけですので、今から汚染土を処分しようとするときに発行すればよいのではないでしょうか。
http://www.env.go.jp/water/dojo/law/06.pdf
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
なるほど、つまり元請業者とクライアント(事業主など)の間でちゃんと残土などについての説明をして契約をして、そのうえで残土はやはり現地で保管してから適正な方法で処分するのが適正な方法ですね。
下請業者に残土を持って帰らせる元請業者は、クライアントに対してそういう説明がきちんとできずに契約をして残土処分についての費用を取っていないので下請に持って帰らせるということになるのでしょうか。
そういう知識が無いからやらないのか、そういう金額を載せないで安い金額で受注しないと仕事を取れないからやらないのか。
いずれにしても、名前を出して環境調査をやっているからには、そういう残土などの取扱いについても責任を持ってしっかりやってほしいものです。
No.21603 【A-4】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-03-12 09:27:21 MSY (
1.サイト内でのドラム缶保管
2.処理費は別途見積
としています。
「汚染土管理表」の交付責任者は、
○○工業椛獄ア部環境担当○○○○にして
もらっています。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
なるほど、つまり元請業者とクライアント(事業主など)の間でちゃんと残土などについての説明をして契約をして、そのうえで残土はやはり現地で保管してから適正な方法で処分するのが適正な方法ですね。
下請業者に残土を持って帰らせる元請業者は、クライアントに対してそういう説明がきちんとできずに契約をして残土処分についての費用を取っていないので下請に持って帰らせるということになるのでしょうか。
そういう知識が無いからやらないのか、そういう金額を載せないで安い金額で受注しないと仕事を取れないからやらないのか。
いずれにしても、名前を出して環境調査をやっているからには、そういう残土などの取扱いについても責任を持ってしっかりやってほしいものです。
No.21761 【A-5】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-03-19 13:19:58 ゼネコン担当者S (
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
コア試料は、法的に問題ないのであれば、元請業者と下請業者の合意で契約をすればよいということですね。その辺が曖昧なままに業務を開始することが多く、終了後に持って帰ってと言われることがあったので質問させて頂きました。今後はそこをよく話し合っていきたいと思います。
また、残土の場合にも同様のケースが多く、調査終了後に、土嚢袋に入れて持って帰ってといわれることがあったので。。。更にいかに元請業者と下請業者の間で契約をしていても、その行為そのものが法的に問題ではというのも最初の私の疑問です。元請業者と下請業者で適正な処理方法での契約を交わしていたとしても、その調査業務において名前の出ていない下請業者の名前で処理することに疑問を感じましたので。。。
ちなみに私は建設業者ではないので、この土壌汚染調査が建設業法にあてはまるのかは疑問なんですが、建築現場などの産廃処分というのはどうなんでしょうか?元請業者の適正な管理の下で処分しているというイメージがあるのですが。
No.22160 【A-6】
Re:土壌汚染調査時に発生する残土の取扱い
2007-04-14 15:39:53 ゼネコン担当者S (
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。忘れずにご回答頂いたゼネコン担当者S様のお心遣いに大変感謝申し上げます。
「プロとして最初に契約条件をはっきりさせる」
まさにそのことにつきると思います。今回は大変勉強になりました。今後は、元請業者とよく話し合いを行なっていきたいと思います。
また、前述のなかで愚痴っぽい発言をしてしまったことも反省しております。
ありがとうございました。
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