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環境Q&A

再度、力量についての質問 

登録日: 2007年03月09日 最終回答日:2007年03月10日 エコビジネス 環境マネジメント

No.21561 2007-03-09 02:35:31 新米担当

質問します。

力量について規格文を見ると、「すべての」という単語が、

 冒頭の「組織によって特定された著しい環境影響の原因となる」の「著しい」の前には掛からず、その後の、「実施する人」の「人」前に「すべての」が掛かっています。

 その通り受け取ると、全ての著しい環境影響の原因になりうる作業の中から、組織が特定した一部の著しい環境影響の原因となる可能性のある作業をする全ての人に力量が必要と判断するのでしょうか?
 
 それはイコール、力量を設定しなければならない業務はその影響等を考慮し、組織で選別しても良いが(全ての著しい環境影響ついて設定する必要はない)が、選別したものについてはその業務の対象となる全員に対し力量を有すようにしないといけないのでしょうか?

 業務も人も選別できないのでしょうか?

 皆様の見解や、事例をお教え頂ければ幸いです。
 また、力量評価表の書式等のサンプルを見れるネット等サイトをご存知の場合はそれもお教えいただけると幸いです。



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No.21578 【A-1】

Re:再度、力量についての質問

2007-03-09 20:59:55 ISO担当部員

>力量について規格文を見ると、「すべての」という単語
> その通り受け取ると、全ての著しい環境影響の原因になりうる作業の中から、組織が特定した一部の著しい環境影響の原因となる可能性のある作業をする全ての人に力量が必要と判断するのでしょうか?

逆に今まで(ISO導入前)どうされていたのでしょうか?
例:火薬製造部門従事者は法的にも制限を受けますが、法的条件をクリアしたからといって、まったく問題ないとはいえないと思います。

もし、いわゆる危険物を扱っていらっしゃるのであれば、ISO導入以前から、それを扱う全ての人の力量は、
どういう方法かで、担保されていたというのが、普通だと思うのですが。
 
> それはイコール、力量を設定しなければならない業務はその影響等を考慮し、組織で選別しても良いが(全ての著しい環境影響ついて設定する必要はない)が、選別したものについてはその業務の対象となる全員に対し力量を有すようにしないといけないのでしょうか?
>
> 業務も人も選別できないのでしょうか?

出来ます。というか、どういう力量を持った(能力を持った)人が、どの作業ができるとするかは、
あなたさまの組織次第です。

「著しい環境側面」に対しては、簡単にいえば、
ちゃんと管理しろってことです。
従って、力量がどれだけいるのか、教育をどうするのかといったようなことを、あらかじめ決めておくことと、
いってるだけです。
極論すれば、法的条件さえクリアすれば、誰でも良いと決めればいいだけで、あとは、リスクマネージメントの問題です。

ちなみに、力量表も別にいりません。
毎年の人事考課などで、社長が決めました。
だから、この人は力量があります。
で、問題ないはずです。
(法的に問題なく、あらかじめ決めておけばって前提がいりますが)

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
規格についてどうしても、硬く考えてしまいます。
ご意見を参考にさせていただきます。

No.21588 【A-2】

Re:再度、力量についての質問

2007-03-10 08:35:05 東京都 / ISO命

ISO担当部員様とまったく同じ意見です。
ISO規格を読んでなにをしなければならないのか?と考えるのではなく、今までしていたことのなにが該当するのか?と考えるのが正しいアプローチです。
以前から教育訓練していた業務は重要なはずですし、誰でもすぐできる仕事ならたいした力量はいらないはずです。
ISOのために新たな仕事が追加されるとしたらそれは今までまずかったのか?あるいはISOのために無駄を増やしているかのどちらかです。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
皆様の貴重な意見を参考にさせていただきます。

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